一子相伝 | WARPのブログ

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”一子相伝”
こんな言葉
北斗神拳でしか耳にしないけど
現実にそれがある世界の話を
たまたまテレビで観たんだ。

有田焼
馴染みはないが耳にはしてる。
ここに”柿右衛門”という
白と赤にこだわり
400年以上
一子相伝で伝わる
『赤』があるんだそうな。

その色や陶器の美しさに
ヨーロッパの貴族達は惚れ込み
これをお城に飾るのが
ステイタスだったそうな。

400年も前ですから
作っていた本人達が
見た事も味わった事もなかった
ワインのデキャンタや
コーヒーポットを作ったと言うのだから
それはもう驚きです。

そして
ドイツにある陶器メーカー
マイセンは
この柿右衛門の絵柄を
コピーする事から始まったと
いうではありませんか。

オレ昔
高級カフェで働いていた事があって
そこでカップとソーサーで10万円とかする
ヨーロッパのお高い器でコーヒーを出していて
慣れたお客さんは
器のメーカーと絵柄を指定したりするから
結構いろんなのを覚え見て来た訳だけど
日本の物の方がスゲーって
今頃気づいちゃったね...。

更に凄いのが
伝統にあぐらをかかず
時代に合わせ進化している事。
その柔軟な姿勢と
トライの精神が
未だ進化し続ける所以のようです。

ブランドにあぐらをかき
金に目がくらみ
衰退していくモノとの差は
ここにあるのでしょう。
なんか
多くを学んだ気がしますが
自分にない才能なので凹みました。