今週の日経平均株価は、大幅に居所を変え38400円台で始まり一瞬38000円台を割り込んだが、下げ過ぎとの認識から反発38800円に接近したものの力尽き38596円で週を終えた。
何れにしても、梅雨入りした相場はエネルギー不足で、上値トライには時間を要しそうである。
従って 、来週は37800円~38600円の相場展開が予想される。
企業経営者の矜持は?
来週は、愈々株主総会シーズン入りとなるが、増配と自社株買いを発表していれば良いということではなく、企業のガバナンスが問題となるのは必定である。
トヨタ自動車の総会では、豊田会長の責任が追及されなかったが、トップの責任の取り方が注視されている。
政界では、岸田首相の責任問題が、身内の自民党からも上がっており、秋の総裁選挙に向けて、さらに激化しそうである。
企業経営者も、政界に倣ってトップの責任に敏感になるべきであろう。
政権交代の足音
国会では、3年振りに党首討論が行われたが、岸田首相は野党の代表らに一本取られてしまったようである。
岸田首相は、通常の国会対応同様長々と言い訳に終始し、議員らのみならず国民の信頼も失ってしまっているようであった。
岸田首相が、パーティーの開催により2億円もの収入を得ることによって、議員に当選し且つ首相の地位を維持していることが明らかとなってしまったのである。
政治家の地位を維持して行くためには、パーティーが必須とあっては、若い人たちの賛同は得られないのは必定である。
どうやら、政権交代の足音が聞こえ始めたようである。