と言っても映画の『告白』なんですけれどもね
今さっき見終わりました
まず一言感想を言うのであれば…
思ってたのと全然違う!!!!
ということ
それが良かったのか悪かったのかも分からないほど
想像していたものとは違いました
いわゆる『命の重さ』がテーマということでしたが、
本当に観る人によって捉え方も感じ方も変わると思います。
個人的には、非常に深い意味を持つ作品だと感じました
命の重さもそうですが
どちらかと言えば
出てくる登場人物の人間模様を描いた作品
というイメージが強かったです
中心となる人物は4人
主役の松たか子演じる女教師
あとの3人は中学生という設定ですが、これがまた観る人に印象付けさせます
心に何かしらの悩み、不安、コンプレックスを抱えた中学生
そのわずかなすれ違いから起こる大きな問題
物語はこの問題を軸に動き始めます
この映画の最大の特徴は、テーマが命ということです
何を以って命とするのか、
何を基準に命の重さを決めるのか、
命の何について訴えかけているのか、
その情報すべてを汲み取ることは非常に難しい
命という漠然としていて、かつ明瞭としているテーマ
この作品を映画化したことがまず単純に凄い
というか衝撃ですね
本当にこの映画は観る人の価値観によってどうとでも映ります
つまんな。で終わる人もいれば
何か訴えかけるものがあった。と感じる人もいる
煮え切らなかった。と思う人もいれば
素晴らしい作品だった。と捉える人もいる
自分の場合どうだったかと言えば、
『難しい作品だった』
というのが一番適切かなと思います
人は簡単に死にます
けれどそう簡単には死にません
一見相反するようで実は的を得ています
ここ数年問題視されている未成年による犯行
軽いものから重いものまで様々です
未成年による犯行は少年法により守られているため
どうしてもその罪の重さ軽さの話になってしまいがちです
いわば結果が重視されすぎなのです
もちろん罪を犯したという結果は問題視されるべきです
しかし、未成年の彼らにとって一番重要なことは過程です
そこに至る、即ち犯行に至るまでの経緯が一番重要なのです
人の心は不安定で、時には強く、時にはもろく崩れやすい
それが若い未成年なら尚更です
人は、きちんと誰かと向き合っていなければ
そこに擦れ違いが生じます
そのわずかな擦れ違いが積み重なっていき
やがてそれが犯行という大きな問題に発展してしまいます
今はこういったことが実際に起きてしまう世の中なのです
自ら向き合うことも大切です
しかし、それがどうしてもできない人の場合、
誰かが向き合ってあげなければなりません
向き合う対象が誰もいない
向き合ってくれる対象が誰もいない
これが最も最悪なケースです
今の子供たちには、人と向き合う場所、環境、機会が必須なのです
それをこの映画から自分は一番感じ取りました
人間関係の擦れ違い
これは絶対に軽視してはいけないことであり
それにより苦しんでる人や、間違った道に進んでしまう人が大勢いるということ
それを我々大人が感じ取らなければなりません
もちろん我々大人も例外なく人と向き合うということが必要です
この告白という作品を視聴し
『人と向き合うことの大切さ』
を改めて学ぶことができました
この映画にはもっといろいろな意味が込められてると思います
そこで汲み取った自分なりの考えこそが、
この映画の真の目的であり、テーマではないかと思いました
こればかりは、この映画を観てもらわなければ何とも言えませんが、
まだ観ていない人は、ぜひ視聴してみてください
きっと何かを感じるはずです
自分は原作の小説をぜひとも買おうと思いました
最後までこんなド真面目なブログを見てくださった方、
ありがとうございますm(_ _)m
では今回はこの辺で…ノシ