〈ビデオ解説より〉

 

シャボン玉のように消えた、あるユーゴの子供たち…

 

 ユーゴの静かな町にナチスが侵攻し、町民たちに様々な圧力をかけ始めた。大人たちの騒ぎをよそに、子供たちはそれぞれに生活の知恵を働かせる日々が続く。だがある日、ナチス兵がパルチザンに襲われ十数人が死亡。ナチスは復讐のため町民たちへの大虐殺を開始した。しかも、その虐殺は子供すら容赦しないものだった。

 これは実際に起こった大虐殺の事件の映画化。監督のトーリ・ヤンコビツチは詩的な美しい映像で、無垢な子供たちの姿を生き生きと捉え、その命を奪う戦争への怒りを表現している。

 

監督・脚本:トーリ・ヤンコビッチ

出演:ミラ・ストピ力

   ゾリカ・ミロバノビツチ

   リュビシヤ・ヨバノビッチ

   他

'70万博国際映画祭出品作