イメージ 6

製作 : 1987年

監督 : ジョーン・R・ドーソン

出演 : カール・ランドグレン、バッシリー・カリス、ピーター・ハイアッツ

 

<ビデオパッケージ解説より>

 第2次世界大戦。ヨーロッパ戦線の中でも、最大の戦火の傷痕とされる、ユーゴスラビア前線付近。ナチスの戦力、支配力に手を焼いた、アメリカを始めとする連合国軍は、超極秘のうちに秘密戦闘部隊を結成する事を決定。プロ中のプロが集まった4人のプラトーン、牧師出身の爆発物のスペシャリスト"プリエスト"、軍隊無線のエキスパート"フライ"、野戦病院のベテラン医師"ドクター"、そして凄まじい戦闘経験と物凄い肉体を持つ"フィエロ"。

 彼ら4人の任務とは、前線付近のナチス勢力の一掃、及び捕虜奪還にあった。その彼らの取った作戦とは、フライの無線でドクターがナチスへ誤報を流し、敵の混乱を招くところから始まった。だが、さすがはナチス。その情報を一早く察知し戦闘機による空中からの大逆襲が開始された。

 

 少人数の特殊部隊がドイツ軍司令部を襲うという、マカロニ・コンバット定番のストーリに、金のかかりそうな戦闘シーンなどはユーゴ映画から大量借用し、新撮した登場人物の部分と繋げることによって製作費を安くあげる…。そして、音楽はシンセ系の軽いものであるという、まさに「地獄のウォータイム」、「ブリッジ・トゥ・ヘル」の精神を正統に受け継いだ?駄作品です(笑)。

 しかも本作は流用フィルムのオンパレード。ちょっと見ただけでも「風雪の太陽」、「最後の鉄橋」、「VALTER BRANI SARAJEBO」、「荒鷲の砦」、「戦場の鎮魂歌」と主だったユーゴ映画から大量にフィルムを借用しております。

 さらに駄作映画の常として、物語内の時間や場所の概念がなっておらず、見ていて???となることも一度や二度ではありません。この映画を観終わった後にビデオパッケージのキャッチコピーを見ると、よくもまあ尤もらしいことを適当に書けたものだと感心してしまいます。

 

己の力だけを信じ、託された使命を全うする、4人の男たち…

冷たい銃身だけを心の糧に生き抜く、

彼らの脳裏に浮かぶのは、平和か?それとも闘志か?

砕け散る肉体と肉体、強力な爆音とともに炸裂するランチャ…

徳間ジャパンが贈る、本物の"ハード・バイオレンス・コンバット・アクション"

デッド・サバイバー遂に出動!!

 

ドルフ・ラングレンならぬカール・ランドグレン(笑) 完全にベトナムと勘違いしております。

 

特殊部隊の面々。いつの間にか奪ったらしいドイツ軍のジープで、敵地を華麗にドライブ中。

 

パルチザンの女性も途中から合流です。これもマカロニの定番です。

 

今まで見た中で最貧弱クラスのドイツ軍司令部

 

流用部分はフィルムの色調が凄く変わります(笑)。