THE BATTLE OF CRETE
HELL IN THE AEGEAN
QUEI DANNATI GIORNI DELL'ODIO E DELL'INFERNO
製作：1971年
監督：ヴァシリス・ゲオルギアディス
脚本：イグナチオ・Ｆ・イクイーノ
出演：クリストス・ポリティス、ポール・サリヴァン、マリア・ピア・コンテ、フェルナンド・サンチョ
1940年、ドイツ軍がギリシャに侵攻。ギリシャ政府は国立銀行の金塊を、ドイツ軍に接収されるのを防ぐため、ギリシャ兵士による輸送チームを結成して、金塊を運び出そうとする。彼らは赤十字船に金塊を積み、イギリス軍がいるクレタ島へと運ぶが、やがてクレタ島にもドイツ軍の空挺部隊が侵攻する。そこで、彼らは現地のレジスタンスの協力を得て、金塊をイギリスへ運び出そうとする。
低予算映画の常で、オープニングを始め、ドイツ軍機の攻撃シーンや空挺部隊の降下シーンなどで実写フィルムがふんだんに挿入されています。出てくるドイツ空挺部隊も「えっ？これが緑の悪魔？」というくらいパッとしないです。マカロニ・ウエスタンでお馴染みの、太っちょフェルナンド・サンチョが現地のレジスタンスのリーダーとして出てきますが、山賊のイメージが強いためか、今にも裏切りそうに見えてなりません（笑）。一部、銃撃戦でマカロニ・コンバットの香りがしましたが、基本的に戦闘シーンに迫力がない作品です。
[放送履歴]
昭和49年4月9日
東京12チャンネル・火曜名画劇場
嶋俊介、田中秀幸、沢田敏子
