筑後でおすすめの鍼灸を探していたら...久留米の美容鍼灸院warmlyを見つけてくださいました。

 

久留米美容鍼灸院warmlyの施術室の様子

 

女性 30代 

会社員 主訴:くすみ、むくみ、肩こり(食いしばりがひどく口が開けにくい) 

 

現病歴 

久留米美容鍼灸院warmlyで美容鍼を受けている様子

 

もともとは肩こりがひどくて、日頃から顔のくすみ、むくみもあり 

美容鍼にも興味があったので筑後市から車で30分の当院にご来院していただきました。 

鍼灸治療の一部位(首と肩)と顔と頭の美容鍼灸のコースを提案させていただきました。 

美容では「むくみ」「くすみ」に加えて、

慢性的な肩こりと食いしばりによる口の開けにくさも改善したいとのことでした。 

 

鑑別診断 

久留米美容鍼灸院warmlyで肩こり治療を受けている様子

 

くすみ・むくみは首肩こり(巻き肩傾向)による循環の悪さもあるが、 

食いしばりがひどいことから

無意識のうちに体が力むくらい緊張しやすくなっていることが伺えました。 

仕事中の姿勢不良と交感神経がやや優位によるくすみ・むくみ・肩こりと考え、

 体内の水分量の調節する働きを高めること、

自律神経バランスを整え体循環を良くしていくことを共有しました。 

 

治療法

久留米美容鍼灸院warmlyで肩こり治療を受けている様子

 

仕事はデスクワークが多くキーボードを打っている姿勢で肩に力が入っている自覚がありました。

また、巻き肩傾向も見られたので筋緊張緩和と自律神経バランスの調整も考え治療を行いました。

顔面部の頬部を触診し、硬結部位に置鍼。抜鍼後に顔面部の指圧マッサージ、

頚部の揉捏を行い、仰臥位で側頭筋の指圧マッサージを行いました。 

 

施術後は頚部、肩部のコリ感が軽減し、頚部の回旋が施術前よりもしやすくなりました。 

頬の筋肉の硬さが取れ口も開けやすくなったと実感されました。 

美容鍼を行う前の身体の施術で首肩の筋緊張を取り除き、 

リンパの流れが良くなっている影響もありむくみの解消もより効果を実感して頂けました。

 

 

生活指導

久留米美容鍼灸院warmlyでカウンセリングを受けている様子

 

食いしばることで硬くなる頬部と連動している側頭部のマッサージ、

普段の癖で力が入ってしまう肩へのストレッチをやってもらいました。

現在、月1回の来院で治療を継続されているが、

1ヶ月空いてしまうので来院時には首肩や頬の硬さはある状態だが、

口の開けにくさに関しては良い状態が続いています。

 

 

鍼灸治療とは?

腰に鍼を打っている様子by久留米warmyl

 

身体の特定の点を刺激するために専用の鍼や灸を用いた治療法のことをいいます。

 国家資格試験である「はり師」「きゅう師」が施術の資格を保有しています。

一般的によく治療に使われる鍼は髪の毛程度の細さなので、熟練したはり師であれば、

刺したときの痛みはほとんどありません(ただし皮膚には痛みを感じる点(痛点)があり、ごくまれにチクッとすることもあります)。

鍼灸といえば「頭痛、肩こりに効く」「東洋医学」というイメージにとどまる方が多いのではないでしょうか?

しかし、最近でも厚生労働省の発足したプロジェクトチームでは西洋医学だけで対処できない現代のさまざまな疾患に対して鍼灸治療も取り入れた医療の促進を進めていくようになりました。

また、中国、日本だけでなくアメリカ、ヨーロッパでは日本以上に医療現場での活用が進んでおり、もはや医学の東西という枠組を超えて、人々にとって重要な医療手法としてグローバルに普及している状況と言えます。

 

長い歴史をもつ鍼灸治療

首と肩に鍼が刺さっている様子by久留米warmly
 

鍼灸の歴史は大変深く、紀元前の中国ではすでに鍼治療が広く流行したという文献も残っており、

約2000年以上の長い歴史がある伝統医学です。

日本では奈良時代に伝えられたとされ、江戸時代には庶民にも広まったとされています。

その後、明治政府の方針で西洋医学が強く推し進められることになり、

鍼灸や漢方などを主流とする日本の伝統的な医学は下火を迎えますが、

その後も民間での支持は強く、鍼師、灸師は国家資格として制定されることになりました。

 

東洋医学と鍼灸治療の仕組み

 

西洋医学では病気の原因に着目し、その原因を除去することで病気を治療するというアプローチ方法をとりますが、東洋医学では病気を体全体のバランスが崩れていることから症状が生まれ、そのバランスを自然治癒力によ戻すことができれば病気が治る、という考え方をしています。 基本的な考え方として「気・血・水」のバランスが保たれている状態が健康状態であり、気・血・水のバランスの崩れ方によって治療法が定められており、鍼灸では2000以上のツボを症状に応じて使い分けるのです。

「気」

体内を流れるエネルギーのことで、元気や気力の『気』という意味をもちます。

「血」

文字通り血液のこと。血液が循環して全身に栄養を運び、潤いを与えます。

「水」

血液以外の体内にあるリンパ液やその他の水分のこと。消化や排泄に影響するほか、臓器をスムーズに働かせる潤滑油のような作用もあります。

 

このうち、「気・血」が体内を巡るための通り道のことを「経路」と呼びますが、

これこそが鍼治療の重要なポイントである「経穴(ツボ)」の集合体にあたります。

経絡が滞らないように、また滞った経絡を改善するために、

経絡の各所にあるポイント「経穴(ツボ)」に鍼や灸を施すことで、

「気・血」の流れをスムーズにすることが鍼灸治療なのです。