3 分 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

皆さんは、「3分」 から何をイメージしますか?


ボクシングの1ラウンド・・・なんて答える私は少数派だと思いますが、多くの方は 『カップラーメン』 でしょうか?


もっとも、最近は待ち時間が5分なんていう高級品(?)も出回っていますが。


もうひとつ、忘れてならない食品がありますょネ。 

そう、『レトルトカレー』です。


この画期的新商品が初めて世に出たのが、今から43年前の今日・1968年2月12日のことでした。


大塚食品が阪神地区で限定発売を始めた、


 『ボンカレー』


現在でも販売され続けている、超ロングセラー商品ですょネ。

(※ちなみにこの商品名は、フランス語の〝BON 【おいしい】〟と英語の〝CURRY 【カレー】〟の合成語だそうです。)


まさに〝日本のお母さん〟の如く、和服を着た松山容子さんがにっこりと微笑むパッケージ・・・懐かしく感じる方も多いことでしょう。


             ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-ボンカレー

                <数年前に販売された初代の復刻版>


〝保存料なしで常温長期保存が可能、1人前入り且つお湯で温めるだけで誰でも失敗せず食べられるカレー〟 をコンセプトに、グループ会社の大塚製薬が持っていた点滴液の殺菌技術を応用してレトルト釜を開発。


試行錯誤を繰り返し、約4年の歳月をかけて開発に成功したそうですが、当初は半透明パウチだったため光・酸素の影響を排除できず、賞味期限は夏場で2ヶ月と短かったそうです。


その後アルミ3層構造のパウチが開発され、賞味期限は2年に飛躍的向上。 

翌1969年には晴れて全国発売となりました。


今でこそ私たちは当たり前のように利用しているレトルト食品ですが、当初は1個80円という価格が高く、また革新的過ぎたのか、あまり売れなかったのだとか。


現在はマニア垂涎の的となっている 「ボンカレーのホーロー看板」 を9万5千枚作り、1人1日15枚をノルマに同社の営業マンがトンカチを持って全国の販売店を回ったのだとか。


ちょっと信じられない話ですょネ。


そうそう、この 『レトルト(食品)』 とは、気密性・遮光性を有する容器で密封し加圧加熱殺菌したものを差しますが、元来レトルト(retort )とは物質の蒸留 (または乾留) をする際に用いるガラス製の器具のことだそうで、海外では通用しない 「和製英語」 なんだそうです。 驚き顔 ヘェ~


ところで、待ち時間 「3分」・・・皆さんはちゃんと守っていらっしゃいますか?


 ① キッチリ3分、沸騰したお湯につける。

 ② 念には念を入れて、3分以上グツグツ。

 ③ 3分も待ったことがない。


せっかちな私は、いつも③です!あせあせ



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