教育環境 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

皆さんは、日本地図を目の前に拡げられて 「福井県はどこですか?」 と聞かれて、すぐに指差すことができるでしょうか?


ちよっと戸惑う方、意外と多いかもしれませんネ。

(福井出身の方、ごめんなさい。)ご迷惑をおかけします


北陸に位置し、コレといった産業がないといわれるその福井県ですが・・・実は凄いんです。


何が? って、それは子供の教育。


           ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-福井県


007年から実施されている全国学力テストに於いて、小学校6年生は全国2位・中学3年生は全国1位・・・これを3年連続維持しているのです。驚き顔


〝一体どんな教育をしているのか?〟


当然皆さんが抱く興味について、嘗てベネッセコーポレーションで 「進研ゼミ」 の編集に携わったフリーライター・太田あや氏の調査ルポが、月刊 『致知』 6月号に掲載されていましたので、以下に箇条書きに抜粋・編集して、ご紹介致します。


          ◇     ◇     ◇     ◇


福井県は伝統的に教育熱心であり、15歳で 『啓発録』 を著した橋本佐内の志の高さに倣おうと、現在でも殆どの中学校で2年生に 「立志式」 を行っている


首都圏の保護者が口を開けば学校に対する不平や不満ばかりなのに、福井では皆が学校の先生を褒める。 これは公教育への信頼が高いことの表れではないか。


全国で最も宿題を出しており、子供たちはそれをしっかりとやっている。 

塾に行く子が珍しいため、学校の先生方は子供の教育を一身に背負っているという誇りを持って仕事に取り組むのであろう。


3世代同居率全国2位の同県では、祖父母が親以上に 「宿題をやったか?」 などとしっかりバックアップし、学校や先生を尊敬するという気持ちをしっかり伝えている。 若い親が何か学校にクレームをつけようとすると、「そんなことで先生に文句を言うもんじゃない。家の恥だ。」 と止める。


多くの子供が個室の勉強部屋でなく、リビングで勉強している。

家族の皆が何をしているのか見える場所に集まって、お互いに気を使いながら過ごしている。


毎日同じサイクルで規則正しい生活している。 

何時に起きて、学校から帰って、宿題をして、夕食を食べて・・・という1日のタイムスケジュールが一定している。

曜日ごとに塾や習い事でスケジュールが変わる都会の子とは違う。


          ◇     ◇     ◇     ◇


ランダムに要所を書き抜いていますが、この調査結果には得心する部分が多いのではないでしょうか?


家族や地域が子供に対して積極的に関わり、子供もそれを素直に受け入れている姿勢が浮き彫りになっているように感じます。


首都圏・大都市での教育実体・家庭環境とは対極を為している・・・と言ったら、言い過ぎでしょうか?


そういえば私も、高校生まで勉強机は父親・弟と同じ部屋にありました。

つまりサボりたくてもサボれない環境にあったわけです。


昔に比べて引きこもり等の荒廃が進んだのは、個室の勉強部屋を与え親の目が届かない放任環境で好き放題させたことが最大の要因ではないか?・・・と私は考えます。


福井県の実態を我々大人が素直に受け入れて環境・意識を変えないと、子供たちの育成レベルが向上しないのと思いますが、いかがでしょうか?


そういえば、福井県同様に教育熱心で有名だった我が故郷・長野県は、学力テストでは小・中学校とも真ん中・平均値あたりでウロウロ。


・・・嗚呼、過去の栄光はどこへやら? ダメだぁ顔 トホホ



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