行く旅便り 第4便
皆様、台風は大丈夫でしょうか?
こちらは雨季とは思えないほど、連日晴れております。
我善導です。
ベトナムのフエでの事。
DMZという非武装地帯を見に行くツアーに参加した時の事です。
色々な箇所を見て回り、フエに戻る途中のバスの中での出来事。
(バラバラになった小型飛行機)
僕の座席の隣には中国人と思わしき青年が座っています。
僕はその時、本を読んでました。
そしたらいきなり隣の青年が僕の肩を強く叩くのです。
痛みを覚えながら僕が彼の方を向くと…
「あ、あ、あなた!!!ニッポンジンですか?!」
「そうですけど…」と、僕。
「ボク。ニッポンダイスキ!オタクです!(嬉しそうに笑う)NARUTO、コナン、ドラえもん…。ダイスキです!ボク、ベトナム人。ハノイで日本語のキョウシしてます!ソウデスカ。ソウデスカ。ニッポンジンデシタカ!チュウゴクジンかとオモテマシタ!」
僕もあなたの事、中国人だと思ってたよ。って言葉は飲み込み色んな話を。
ベトナム人の彼の名前は「ロン」くん。
ハノイで英語教師と日本語教師(基礎)を教えてるそうで。
いわゆるエリートだと思います。
日本のアニメが大好きで、家にはフィギアも沢山あるそうです。
別にボケた訳ではないのですが「ドラえもんのフィギアとか?」と聞いたら…
「ソウデス。ソウデス。ドラえもんの…って、ドラえもんはナイヨッ!!」
と見事なノリツッコミまでしてくれました。
来年の1月~3月には名古屋に留学している友達の所に遊びに行くらしく、その時、トーキョーとアキハバラに行きたい!というので来た際には案内する事を約束し別れ際にメールアドレスを書いたメモを渡したら、向こうも急いで自分のメールアドレスを紙に書いてくれました。
が…メールアドレスの英語が筆記体で達筆すぎて読み取れない…という自体に。
ですが、ロンくんからメールをくれて、無事に僕にベトナム人の友達が出来ました。
そしてベトナム人の女性5人に部屋で囲まれハーレム状態になった…という話はまたの機会にさせて頂いて。
でも、本当ですからね。
次の地、ホイアンへ。
(ホイアンの日本人橋)
移動は4時間程でしたがスリーピングバス。
スリーピングバスといえばパクセ~フエ間を思い出します。
が、しかし。その時と大きく異なるのは他に乗っているのは欧米人。
実に賑やかで、
実に華やかで、
実につまらなかった。
旅をしている匂いがしないんです。
旅をしている音がしないんです。
香水の匂いなんて嗅ぎたくありません。
誰かが流していた西洋の音楽なんて聞きたくありません。
窓から見ている風景がまったく違う所を旅している風景に見えてしまい…。中と外で違う国にいる様な、自分が今どこにいるのかわからなくなってしまう様な、そんな感覚に陥ってしまいました。
そして到着したホイアンは想像以上に観光地で、物価も高く、騒がしく、二泊した事を後悔しました。
(ホイアン名物の「カオラオ」この麺のルーツはうどん。とも言われている。)
ただ、気になっていた日本人の墓にお参り出来た事は嬉しかった。
(日本人の墓は田んぼの真ん中に)
そして次の地へ向かおうとするのですが、またあのツーリストバスに乗るのかと思うと憂鬱になってきて。
そんな中、ホイアンから一時間ほどフエ方面に戻ったダナンという町から列車が出てる事を思い出し、列車にてニャチャンへと向かいました。
(線路を跨いで電車の待つホームへ)
(見た瞬間思わず胸が高鳴った。)
僕が買った席は一番安いhard seat。
ボクの指定席へと向かうと向かい合う4人シートには3人のベトナム人の家族。
そこにちょこんと座り、窓から流れていく風景を眺めていると、皮を剥いたミカンをくれ、これも食べていいからね。と、名前もわからない果物までくれました。
みかんも、その名前もわからない果物も決して美味しくはなかったけれども、僕の顔はずっとほころんでました。
そしてお決まりの「あんた私たちと同じ国の人間に見えるわよ!」いただきました。
(途中で座席と、床に寝そべりだす家族。川の字で寝てるのが微笑ましかった。)
そして硬い硬いhard seatに揺られ、エアコンもなく、あるのは天井に吊された扇風機と窓から入ってくる風だけなのですが…
扇風機は壊れてるのか首が回らない為、座席ではなく通路に風を送り続け、そして昼間ともなると窓から入ってくる風は熱風へと変わる。
そんな中、11時間列車に揺られて到着した
ニャチャン。
身体は痛くて痛くて仕方なかったですが、どこか爽快感というか、達成感という満足感というか。
確実に僕の心は晴れやかでした。
そしてベトナムが誇るビーチリゾート・ニャチャン…なのですが。
ここまで書いて疲れてしまったので、この続きはまた後日。
では。
(名前もわからぬ果物)
こちらは雨季とは思えないほど、連日晴れております。
我善導です。
ベトナムのフエでの事。
DMZという非武装地帯を見に行くツアーに参加した時の事です。
色々な箇所を見て回り、フエに戻る途中のバスの中での出来事。
(バラバラになった小型飛行機)
僕の座席の隣には中国人と思わしき青年が座っています。
僕はその時、本を読んでました。
そしたらいきなり隣の青年が僕の肩を強く叩くのです。
痛みを覚えながら僕が彼の方を向くと…
「あ、あ、あなた!!!ニッポンジンですか?!」
「そうですけど…」と、僕。
「ボク。ニッポンダイスキ!オタクです!(嬉しそうに笑う)NARUTO、コナン、ドラえもん…。ダイスキです!ボク、ベトナム人。ハノイで日本語のキョウシしてます!ソウデスカ。ソウデスカ。ニッポンジンデシタカ!チュウゴクジンかとオモテマシタ!」
僕もあなたの事、中国人だと思ってたよ。って言葉は飲み込み色んな話を。
ベトナム人の彼の名前は「ロン」くん。
ハノイで英語教師と日本語教師(基礎)を教えてるそうで。
いわゆるエリートだと思います。
日本のアニメが大好きで、家にはフィギアも沢山あるそうです。
別にボケた訳ではないのですが「ドラえもんのフィギアとか?」と聞いたら…
「ソウデス。ソウデス。ドラえもんの…って、ドラえもんはナイヨッ!!」
と見事なノリツッコミまでしてくれました。
来年の1月~3月には名古屋に留学している友達の所に遊びに行くらしく、その時、トーキョーとアキハバラに行きたい!というので来た際には案内する事を約束し別れ際にメールアドレスを書いたメモを渡したら、向こうも急いで自分のメールアドレスを紙に書いてくれました。
が…メールアドレスの英語が筆記体で達筆すぎて読み取れない…という自体に。
ですが、ロンくんからメールをくれて、無事に僕にベトナム人の友達が出来ました。
そしてベトナム人の女性5人に部屋で囲まれハーレム状態になった…という話はまたの機会にさせて頂いて。
でも、本当ですからね。
次の地、ホイアンへ。
(ホイアンの日本人橋)
移動は4時間程でしたがスリーピングバス。
スリーピングバスといえばパクセ~フエ間を思い出します。
が、しかし。その時と大きく異なるのは他に乗っているのは欧米人。
実に賑やかで、
実に華やかで、
実につまらなかった。
旅をしている匂いがしないんです。
旅をしている音がしないんです。
香水の匂いなんて嗅ぎたくありません。
誰かが流していた西洋の音楽なんて聞きたくありません。
窓から見ている風景がまったく違う所を旅している風景に見えてしまい…。中と外で違う国にいる様な、自分が今どこにいるのかわからなくなってしまう様な、そんな感覚に陥ってしまいました。
そして到着したホイアンは想像以上に観光地で、物価も高く、騒がしく、二泊した事を後悔しました。
(ホイアン名物の「カオラオ」この麺のルーツはうどん。とも言われている。)
ただ、気になっていた日本人の墓にお参り出来た事は嬉しかった。
(日本人の墓は田んぼの真ん中に)
そして次の地へ向かおうとするのですが、またあのツーリストバスに乗るのかと思うと憂鬱になってきて。
そんな中、ホイアンから一時間ほどフエ方面に戻ったダナンという町から列車が出てる事を思い出し、列車にてニャチャンへと向かいました。
(線路を跨いで電車の待つホームへ)
(見た瞬間思わず胸が高鳴った。)
僕が買った席は一番安いhard seat。
ボクの指定席へと向かうと向かい合う4人シートには3人のベトナム人の家族。
そこにちょこんと座り、窓から流れていく風景を眺めていると、皮を剥いたミカンをくれ、これも食べていいからね。と、名前もわからない果物までくれました。
みかんも、その名前もわからない果物も決して美味しくはなかったけれども、僕の顔はずっとほころんでました。
そしてお決まりの「あんた私たちと同じ国の人間に見えるわよ!」いただきました。
(途中で座席と、床に寝そべりだす家族。川の字で寝てるのが微笑ましかった。)
そして硬い硬いhard seatに揺られ、エアコンもなく、あるのは天井に吊された扇風機と窓から入ってくる風だけなのですが…
扇風機は壊れてるのか首が回らない為、座席ではなく通路に風を送り続け、そして昼間ともなると窓から入ってくる風は熱風へと変わる。
そんな中、11時間列車に揺られて到着した
ニャチャン。
身体は痛くて痛くて仕方なかったですが、どこか爽快感というか、達成感という満足感というか。
確実に僕の心は晴れやかでした。
そしてベトナムが誇るビーチリゾート・ニャチャン…なのですが。
ここまで書いて疲れてしまったので、この続きはまた後日。
では。
(名前もわからぬ果物)