行く蔵前仁一トークイベント
僕が人生で初めて読んだ旅の本、いわゆる紀行文は蔵前仁一さんの「旅で眠りたい」という本である。
何故その本だったのか?蔵前さんを知っていたわけでもなく、誰かにおすすめされた訳でもない。
なんとなく「旅の本」とやらを読んでみようか。と思ってアマゾンでとにかく古本で1円の本を探したのである。
いくつもの本の中からその「旅で眠りたい」を選んだ理由はタイトルだった様に思う。
なんとなく興味をそそられた。いいタイトルだなぁ。と思い読み始めた。
そこからだと思う。僕が紀行文、旅の本を読み始めたのは。
そしてそんな蔵前さんの新刊が出た。タイトルは・・・
「よく晴れた日にイランへ」
これまた素敵なタイトル。中身は今日買ったばかり(サイン入り!)なのでまだ読んでないがワクワクしている。
今、読んでいる沢木耕太郎ノンフィクション集Ⅱを一旦中断して、これを読もうか、それとも沢木さんのを読んでから始めようか・・・
いや、まあ、そんな事は置いといてトークイベント。その新刊のトークイベントである。
発表になって早々と予約し、事務所関係者には大変申し訳ないが、この日だけは仕事が入らない様願いながら、待ちに待っていたこのイベント。
おかげ様で仕事も入らず(嫌味ではない)無事に行ってきた。
楽しかった。イランの情報等はもちろんだけれども、やはり蔵前さんの人柄なのかなぁ。文章もそうだけれどもとても温かな雰囲気で真摯で・・・。
なんだかすっごい楽しい人気者の先生の授業を聞いてるかの様な。
直に「へー」とか「ふーん」とか、声に出して笑ったり。
休憩中には隣に座っていたお美しい品のあるお姉さまと「トークイベントはよく来られるんですか?」なんて他愛もない話をしたりして。
そうゆう空気になったのも蔵前さんの人柄なのだろうなぁ。
とにかくイランへ。いつか行きたい。出来れば数年のうちに。
サインもらった。
サインを書きながら「あれ?我善導ってなんか見覚えあるぞ・・・」
どうやらTwitterでちょっとやり取りしたり、僕がつぶやいた事を蔵前さんがリツイートしてくれたりしたのを覚えててくれたみたいで。
ニヤニヤしながら帰ったのでありました。