9日、7月句会で我が俳句会では初の吟行でした。

紅花が見ごろになるだろうということで先月に急きょ決定し、バタバタでしたが、何とか行ってきました。

 

メインの大紅花畑は、ちょっと山間地にあるので、まだ見頃には早く、つぼみにちらほら咲きでした。

その後に紅花関連の展示がある紅の里へ。

ここのメインは、紅花染の振袖

地元産の紅花を使って、万葉集に詠われたように8回染めを繰り返して深紅に染め上げました。染めたのは「白鷹お召」で全国的に有名な小松織物工房さんです。

 

 

 

 

ガラスの中の展示なので人が写り込んでいますが、実物はもっといい色です。

 

 

  

 

8回染めた過程が糸で示してありました。

 

 

花を咲かせ手花びらを摘んでから染料になるまで、大変に手のかかる仕事です。

昔は紅餅(染料)1匁が金一匁と同じ値段だったとか。それほど貴重なものでした。

 

 

シルクロードを通って伝来したこととか。

 

 

 

いろんな使い道。

食す紅、粧う紅(口紅)、纏う紅(紅花染の衣)

銀座伊勢半の口紅は、地元産の紅花を使っています。なぜか玉虫色で、塗るとその人の唇の色によって微妙に違う発色になります(以前体験)

 

町では月が紅花まつり開催月なのですが、土曜日なのに観光客はあまりいなくて、盛り上がっていないなあと残念でした。

 

それでも、ここの紅花畑は満開

 

 

吟行後の句会は昼食を兼ねて。

 

皆、昼食のうな重が美味しくて、句会というより昼食会メインのようでした。

先生に吟行句会のやり方を教えていただいて、慣れない手順に戸惑いながらも何とか終わりました。