今さらですが、「高齢化社会」と「高齢社会」は、厳密に言うとその定義がそもそも違います。
高齢者と言うと満65歳以上の人を指しますが、その割合(高齢化率)によって
高齢化社会:高齢化率7~14%
高齢社会 :高齢化率14~21%
超高齢社会:高齢化率21%~
に分けられます。
で、日本は、と言えば、当然、「高齢化社会」はすでに通り過ぎ、「高齢社会」も終わって今現在は厳然たる「超高齢社会」です。
が、まあ「厳密な」定義は置いておいて、日本の高齢化を語る場合は「高齢社会」と呼ぶのが慣例のようです。
その日本の「高齢社会」の現状を客観的にデータで示しているのが毎年発表される「白書」ですが、このほど、平成29年度版の白書が公表されました。
⇒ 「平成29年度版高齢白書」
その概要は上のリンクを見てもらったほうがいいので、詳細は省きますが、数字だけを取り出せば、

ということになります。
まあ人数とか性比はともかく、もっとも気になるのがやはり下段の「高齢化率」でしょうか。
男性では、65歳以上が24%を超え、ほぼ4人に一人。
そして女性では30%を超え、なんと3人に一人に近づいています。
まあ何度も記事を書いていますが、日本の「経済」「社会福祉」「医療」「年金」などなど、ほぼすべての課題はここに起因しています。
(参考 ⇒ 「人口急減の恐怖」 )
これは誰もが「私には関係ない」とは言えない大きな問題。
「年金逃げ切り世代」だと言われる団塊の世代でさえ例外ではなく、ましてや我々の子供の世代にとっては非常に大きな問題ですので、このことに関しては世代を超えた議論が必要でしょう。
とは言え、政府の発表する「超楽観的な」将来見通しですら空恐ろしい見通しになっている現状を踏まえると、もっと現実的に考えるならば、すべての世代が痛みを分担する覚悟が必要であることは確かでしょうね。
当然、「すべての世代」ですから、「今苦しい」世代も「さらに」苦しくなることを前提に考えなければなりません。
そうであれば、そうなんだ、とはっきり示してもらったほうが、いたずらに「将来は大丈夫ですよ」というような嘘で固めるような説明をされるよりもよっぽど良いと思うのですが。