ここのところ、日本帰国後の住居を手にするための資金繰りに、いろいろと手を打っています。
その中で少し感じているのが、日本は一部ミニバブルに入っているのではないか、ということ。
バブル、というのはいろいろな定義がありますが、実体経済から離れた株価や価格の上昇が上昇を呼び、ますます実体経済から離れてしまう状況、とでもいいましょうか。
株は一頃のアベノミクスによるブーム(?)はほぼ終焉して、かなりの揺り戻しが来ているので、ここにはバブルの気配はありません。
しかし、問題は不動産。
かつて、絶対に有り得ない、と言われていた日本の不動産バブル崩壊、そして2006年度に今度はアメリカでのサブプライム問題、翌2007年のリーマンショックで、史上一度も暴落したことのなかったアメリカの不動産市場も崩壊し、これまた後から見ればバブルであったことが明らかになっています。
今の日本はどうでしょうか?
地価は下がり続けていたものが多少持ち直したぐらいで、バブルとは到底言えません。言えるのはごく一部の商業地域や、よく話題になるタワーマンションぐらいでしょうか。
しかし、これだけ金融が緩和されると、行先を失った資金が、少しでも良い利回りを産む投資先を求めて動き回ります。
銀行も、マイナス金利ということで、市場に資金を貸し付けて少しでも収益を上げようとします。
その資金の貸付条件があまりにもゆるみすぎると、日本やアメリカで起きた不動産バブルになりかねないことは歴史を見れば分かります。
今、初めに書いたように、日本帰国後の資金を調達しようとして、この不動産市場、特に投資用不動産市場を裏から眺める立場にいるのですが、どう見ても、少し行き過ぎのように感じます。
具体的には、数年前では考えられなかったような条件で貸し付けを行う金融機関が増えているからです。
資金の行き先に手詰まり感がある中、多少のリスクは覚悟してでも融資実績を上げようとしているのでしょう。
その背景はいろいろあると思いますが、おそらく、年金不安、老後資金対策、相続税対策、インフレ対策、それらの複合的な理由があるのでしょうが。
やれ、相続税対策に不動産を買う、
やれ、年金不安を背景にして、老後資金対策に投資用不動産を買う
やれ、すずめの涙にもならない「貯蓄」や乱高下する「株式」よりも、安定した収益を生む「不動産」を買う
一見、お金を持っていない人には手が出ないような投資用不動産に、金融機関が全額融資をすることにより、自己資金が0でも投資物件を買うことができる・・・
買うことが出来るんですが・・・・私ならとても怖くて出来ないような条件で、買ってしまう。
それも結構20代、30代の若い人が買っている・・・
この人たち、本当に大丈夫だろうか? 他人事ながら多少心配になります。
もう一度言いますが、バブルは、市場の金余りと、融資条件の緩和から起きます。
今、日本の、この投資用不動産の部分では、これに近いことが起きているんではないか、と感じているのは私だけでしょうか。
これって、ミニバブルだよなぁ~