私の日記の常として、なかなか「本題」に入りませんが・・・・(笑)
ふーさんのコメントはいつも記事の材料を提供してくれます。感謝。
先日の「その1」の記事の時は、大人向けの教本と子供向の教材について、そして「その2」の記事の時は、難易度についてのコメントを頂きました。
曰く
>難易度で、番号がついているみたいですが、私が少しでも弾いてみた、数少ない曲の経験で言うと、必ずしも番号が多いのが、弾きにくいというものでもなさそうな気がします。
というものです。
その通りですよね。
なので、「本題」に入る前に、この「難易度」についてちょっとだけ考え方を確認しておこうと思います。
先日紹介した田所氏のサイトで、各曲について難易度が1~28までつけられており、その点が私は楽譜選びの参考になる、と書きました。
ただし、これは「目安」でしかありません。 ふーさんが言われているように、番号が大きいからと言って必ずしも難しく、番号が小さいからと言って必ずしも易しいとは限りません。あくまで「目安」です。
その理由は、たとえば次の質問に答えようとしてみれば、おのずと明らかでしょう。
「ハノンのハ長調のスケールの難易度はいくつか?」
お分かりのように、これには難易度を付けようがないわけです。「どのように弾くか、どのくらいの速さで弾くか、どの程度の滑らかさや粒のそろい方を期待するか、どんな「音」を期待するか・・・」などなど、それによって難易度1でも有り得るし、もしかしたら難易度20にもなりうるわけです。
この点に関して、田所氏もツェルニー30番の「評価」のところでこう述べています。ちょっと長いですが、
・・・・引用開始・・・・
なぜ当会が練習曲集を検討の対象にあまりしないのか 、についてご説明します。ひとことで言えば、練習曲は難易度の決定が難しいというかほぼ不可能に近いということです
楽曲の場合、その曲にふさわしいスピードというものがあります。もちろんそれは幅がありますが、ピアノ教師なら 少なくともこのくらいの速さ、あるいは本当ならこのくらいの速さ、というものがだいたい共通項で出てくるものです。
練習曲の場合は、分かりやすい例を挙げますとハノンのスケールは(曲ではないですが)、四分音符60でも120でも180でも、 練習になります。初級者には60、プロ級には180という感じで。従ってあれは難易度をつけることができません。 適正なスピードというものがないのです。
今回のチェルニー30番も、指定速度はありますが、これを指定速度で練習している生徒には、私はお目にかかった ことはないです。速くても、せいぜい7~8割、町を歩いていて聞こえてくるスピードは5割以下というのもざらです。 そして5割で弾いてもそれなりに技術向上の練習にはなるのです、もちろん7割で弾く生徒よりずっと技術的に劣るわけですが。
<中略>
今回のチェルニー30番の難易度、指定速度の7割ほどで弾く場合と、お考えください。
・・・・引用終わり・・・・
つまり、ここで紹介され、ある数字で難易度が評価されている楽譜でも、その「弾き方」によって、難易度は極論すればどうにでもなるわけです。もちろん、速さだけでなく、曲としてどこまで「表現する」か、まで踏み込んだら、例えばブルグミュラー25の練習曲でさえ、相当な難易度の幅が出てくると思われます。 ただ、一般に「練習曲」と言った場合には「楽曲」としての表現レベルとか「曲想」の付け方というものは無視して、ほぼ「弾く速さ」だけで難易度が変わってくる、ということはあるでしょう。
さて、こういった「前提」を踏まえて、次に考える必要が出てくるのは、
「じゃあ、自分のレベルって、その『目安』で考えたとしてもどのくらいなの?」
ということです。
自分のレベルをある程度把握し、そして教本や曲集の「目安」としてのレベルを見て、初めて、「あ、この教本や曲集が自分には適当かな」となるわけです。
で、実際に今まで弾いてきた曲の、このサイトで付与された難易度の「目安」を見てみるとだいたい私自身のレベルが把握できます。
まあ、「出来た!」「弾けた!」ということそのものが甚だ主観的なので、この自己判定による「自分のレベル」も相当にいい加減になることはやむを得ないのですが、それを踏まえた上で、エイやっと判定してみると
「リンロンの、今のレベルは4か、せいぜい5」
ぐらいかな、と思う訳です。
5もちょっときついかな、というのが正直なところ。
この「判定」の理由は、このサイトでの難易度では、バイエルがレベル1~8、トンプソン現代ピアノ教本2のレベルが4~7です。
つまり、バイエルも後半はまだまだ苦戦、トンプソンもレベル5の曲になると苦戦し、6で「ただ弾ける」レベルになり、7だと「きちんと弾けない」という感じになるわけです。
それでも、このサイトを参考にする前に見ていた
このサイト(ptna参照難易度表)
での評価よりも、曲単位で細かく評価されているので、ずっと目安としての利用価値が高いと思っています。
(この上のサイトの難易度表自体は、別の意味で参考になります。たとえば、じゃあ「インベンション」ってどのレベルなの?とか見る時には活用できそうです。)
ということで・・・・
それではそれでは、やっと次から本題に入れる「かも」知れません。(笑)