このブログに会いにきてくださり、ありがとうございます。
月曜日は、みっけシリーズをお届けしています。
日本の風土で生まれ、
日本の文化と深く結びついているものの中に日本酒があります。
今回は、この日本酒に焦点を当ててお伝えしていきます。
日本酒に関する記述は、
現在は、麹菌(コウジカビ)を使って醸していますが、
昔は、米を口に含んで噛み唾液で糖化させて、
それを吐き出したものを発酵させる方法をとっていたようです。
これは、映画『君の名は』でも出てきた「口噛み酒」です。
奈良時代になると、
カビを用いて米を糖化させて
発酵させる手法が行われるようになり、
出来上がったお酒は神様に捧げられていたようです。
日本酒は、いまも神様にお供えしますが、
祭礼などでは御神酒を神前にお供えし、
祭礼の終了時にお供えした御神酒を頂くのが
一般的な流れとなっていて、
神様にお供えして霊の宿った御神酒をいただくことによって、
ご利益があるとされています。
神様と言えば、日本の神話には、
ニニギノミコトが初めて作った水田である
狭名田で採れた茂穂で
義父であるオオヤマツミが
天甜酒を造ったとあります。
そのお酒を醸したのが娘である
コノハナサクヤヒメと言われていたりもします。
また、コノハナサクヤヒメの孫のクシナダヒメは
やまたのおろちの生贄にされかけていましたが、
スサノオノミコトがやまたのおろちにお酒を飲ませて
倒したとされていますね。
日本には季節の行事がありますが、
その際にもお酒がふるまわれたりしますよね。
現在は、桃の節句には甘酒を頂いたりしますが、
そもそも桃の節句には、
桃の花びらを、お酒に浸して作った
「桃花酒」をふるまっていたそうです。
それが、白酒になり、
現在は子どもも飲めるようにと甘酒になったようです。
日本でお酒というと、
「日本酒」を思い浮かべる方が多いと思いますが、
「日本酒」という呼び方は、
明治時代にビールやワイン等が輸入される様になったために、
使用されだしたそうです。
ビールやワインなどは洋酒、
日本酒は和酒とも言うそうです。
※和酒には、焼酎やみりんを含むこともあるようです。
現在は、海外で和食が人気ですが、
日本酒の人気も高まっているそうです。
「獺祭」をつくっている旭酒造さんは、
昨年、アメリカのニューヨーク州に
醸造所をつくられたそうですよ。
今回の内容はいかがでしたか?
日本酒は、綺麗な水と美味しいお米と
麹菌があってこそできるもので、
日本の土地の恵みそのものですよね。
管理人せんとが住む佐賀県は
日本酒が美味しい地域ですので、
時々たしなんでいますが、
本当に恵まれているなと思います。
みなさんのお住いの地域の近くにも
酒蔵はあると思いますので、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



