ももいろ 三月。
仰げは尊し、 18才の歌声が講堂に響き渡る 卒業式。
参列の椅子に腰かけて見る 皆のうしろ姿。
きゅっと着こんだ学生服は、 どの子も伸びた背丈の 寸足らず。
春の風、 とおりすがりに。
「とおりすがりに」 かぜみつる
やあ げんきかい?
おれ? ちょっと でかけるとこなんだ
だれかが よんだきがして、 ね
どこだか わかんない
けど いかなきゃ なんない
いつまでか わかんない
けど いかなきゃ なんない
おれが みんなをゆすったように
なにかが おれを
ゆすってゆすって おしていく
げんきでいろよ うたっていなよ
こわいゆめみても あんまりなくなよ
いつかまた きっと あうさ
やあ げんきかい? って、 ね
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