しとしと 湿気にけむる朝。
明け方、お布団の中で うすらぼんやりとしていたら、海峡から船の汽笛が何度も何度も響いてくる。
低く、重く、でも身体をす~っと抜けていくような 汽笛の響き。
吊り橋も、島も、山手に広がる住宅街も、 みな 雨の中。
白い波頭が泡のように 散り 消える。
さて 家の中。 目覚ましベルが鳴り響く!
小学生・高校生、 お目覚めタイム!!!
私はダル重~い身体に、こ奴らを出すまでは(登校)・・、出すまでは(登校)・・、と、身体にムチふり、せっせ せっせ と台所に立つ。
朝食のデザートに苺をひとパック洗って、小皿に分けて、 「好きなの選びなさい~♪」と声を掛けた。
エサに群がる昆虫のように、瞬時にして、大きさ・数を 解析している二人の図。
「どれも9粒だ」
平和に苺がそれぞれに引き取られ、
高校生のお弁当に最後の仕上げとして、 別に取り分けていた 小さな苺を3粒入れた。
すると!、それを見ていた小学生!
「 9粒ちゃう! 」 と、言い出した。
オマエさんよぉ。
オマエさんだって、反対の立場の時があろうよ。
オマエさんの たまのお弁当は豪華だぜぃ。
高校生がうらやましがって見てるじゃないかい!
悲しいときがあれば、うれしい時もある!
つらい時があれば、喜びの時もある!
いい時があれば、悪い時だって あるのさ!
オマエさん、長い長い目で見んかいよぉ~。
オマエさんに告ぐ、人生は、 A LONG LONG TIME~♪