朝の澄んだ青い空が 徐々に白く色を変え、日差しも弱くなってきました。


眠い眠い朝。

くしゃみが止まりません。

衣替えをして、すかすかになった引き出しのように、身体にもすかすかと風が入り込んで風邪気味です。


我が家の高校生も風邪気味のようで、昨夜、翌朝にある数学の早朝講義(希望者だけの)に、 しんどいなぁ、どうしようかなぁ、と早朝登校に気弱になっていましたが、

「継続はチカラなり」 と言ったら、目覚まし時計3つもセットして、がんばって起床。


えらいなぁ。 私の藻屑DNAの螺旋と闘う高校生です。



この高校生、まだ 将来の自分がわかりません。

自分は何をしたいのか、何になりたいのか。


周りの友人達は、宇宙飛行士・薬剤師・看護士・学校の先生etc・・ と、いろんな夢をもった子達でいっぱいです。


1年から2年生に進級するとき、理系か文系かを決定しなければなりません。

これはすぐに決まりました。


文の能力はない、だから理系。 安易です。(理系こそ優れた文の能力必要じゃないかい?基礎としての。)

成績表的にも、数学関連がよく出来ていたので、進路相談でも、理系をすすめられました。(文の成績はスルー)


次が問題です。 理系の中でも さらに将来の進路によって選択科目を決定しなければなりません。

物理か、生物か。 (化学は必修) 

理系の中の 【とことん理系(物理)】選択コースか、 

理系の中の 【理系文系(生物)】と言われる選択コースか。


医療関係方面に将来像が決まっている友人達はほとんどが理系文系の生物を選択。


しかし、我が家の高校生は、自分が何者かわからない。

ただ、生物は気持ち悪い・・・と言う。

なら、物理なのか? ニュートン、アインシュタイン、ホーキング・・・、誰もキミを呼んではいないよ、たぶん。


さぁ、さぁ、どうする?


こんな選択を1年生の秋頃に決定しなくちゃいけないのである。

まだ15才だった秋に。 


早くに自分のやりたい事が明確にわかった子どもは幸い。 道が太くはっきりと見えるだろう。

しかし、自分の進むべき道に、迷い以前の、霧中に佇む15才には、何を骨格に自分の道筋を立てたら良いのかわからない。


大人(教師)たちもいろいろアドバイスしてくれる。

だけど、肝心の自分というものがわからない。

アドバイスを生かせる、自分の骨格がない。


親の私ならどちらを選ぶのかと訊かれた。


そりゃ、物理は壮大なロマンやしさ~、

生物もミクロのロマンやしさ~。


世の中のロマン解明したいわ~。


だから、どっち?


物理、 計算式の羅列やしな~、

生物、 カタカナ多いしな~。


だから、どっち?


少しでも得意分野含んでる方 選んだら?


こんな安易な親のひと言で、この高校生は、とことん理系、物理を選択してしまった。

計算が得意というだけで。

こんなヤツ、日本の技術を衰退の危機に加速させる人材である。(そんな世界には最初から門前払いだけど)


ひと昔前なら、絶対に理系には混じってこなかった生徒である。



しかし、とりあえず、やるべき目の前の事は決まった。


宇宙のことを考えるのは好きだと言うこの高校生のとっかかりに、サイエンス夜話(日本でいちばんやさしい科学・物理入門書)というのを買ってやった。 著 竹内薫 原田章夫


その本に 、 『 物理学の方程式は文学の詩と同じだ 』 という項目があった。


以下、引用・抜粋


方程式というのは詩と同じ。

詩というのは、その人間、詩人の感性そのものを文字に置き換えている。


方程式もまったく同じで、複雑な世界や宇宙、森羅万象を実はすごく小さい式でまとめている。


だからこれは詩と同じ。


ただ、使われている言葉が、日本語とか英語とか自然言語ではなくて数式。

数式というのは万国共通のものだし、おそらく宇宙人と話すときも、その体系は同じだと思う。


以上。




そう、理系・文系関係なく、やっぱり想い描く世界(感性)が、まずは頭の中に基礎として必要なんですね。


アインシュタインの相対性理論も 入り口はまず、人の心ありきの理論なんだと再発見。(簡単に考えよう)

自分が楽しいと感じる時間と、苦痛な時間の流れ方。

この流れの違い、すなわち 相対して思考する、だから基準がない。


うん、他を読み進めて深く深く考えると、こんがらがってくるけど、ゆっくりと感じていけばいい物理の世界。


アインシュタインの、この世界・空間はぐにゃぐにゃに曲がっていて どこにも基準がないと言う理論は、

ほら、そこの高校生、 いつだって自分は何者にも変化できるダイナミックな自分だけの生きる道があるってことだよ!


思考とびすぎかな?


ニュートンさん他、多数のいろんな理論溢れて、頭ぶっとびそうな物理だけど、やっぱりロマンだなぁ。


お母さんは理解度をテストで採点されないからお気楽で かたじけない。


我が高校生が物理の先生に、今習っている部分は、物理の世界をお刺身に例えたら、まだまだお皿の端にのっかてるツマにもならない事なんだよ~と言われたらしい。


メインはこれからさ~ふふふ、 と。


もう日々物理の授業にひぃひぃ言っている高校生、その先生の言葉を反芻して、不発弾のように部屋にころがっている。


キミはどんな未来をもっているのだろうね。


ダイナミックなキミの進化。 キミが膨張してビックバンする瞬間が見たいなぁ。


やっぱり不発弾のままかなぁ。


不発弾理論、それは、私のDNAを数式に変換したら解明されるよ。