ブログネタ:自分には絶対向かない職業は?
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自分がまだ何者かわからない十代の頃、学校の夏休みや冬休みにいろんなアルバイトをした。
夏休み。 友人の身内の紹介で、大手の印刷会社で1ヶ月働いた。
書店に並ぶ週間・月間雑誌から、年賀状の印刷まで、幅広く社会に流通している印刷物ばかりであった。
雑誌って、こんなふうに仕上がっていくんだ。
あ、売り出し前の雑誌の中身読めちゃうよ!写真見れちゃうよ!
こんな暑いさなかに、朱色の年賀状。
暑苦しい~~!
蝉がミンミン鳴いてまぶしい季節に、機械を流れる年賀状を見る、時間を先取りしたような不思議感覚。
そのどれもこれも、緻密で目を凝らしつつの集中作業。
お昼の休憩の待ち遠しかったこと。
3時の15分間休憩の待ち遠しかったこと。
働くって、こんなに体力と精神力がいる。
へなちょこの私には過酷だ!
でもお給料で、カッコイイ新発売の自転車を買った。 満足。
冬休み。 百貨店で3週間弱働いた。
基本の研修があって、そのあと外商部というところに配属された。
みんな机に向かってカリカリ。 スーツ姿をひるがえして顧客のもとへ商談へ。
電話がじゃんじゃん鳴る。
うわぁ~、目の前の景色が2倍速で進んでいる。
まずは伝票の書き写しを命じられた。
お歳暮商戦顧客名簿。
おや? これは、阪神球団の選手名じゃないか!
うわぉ うわぉ、これはダレだ! こっちはダレだ!
家に帰って自慢したのは言うまでもない。
粗供養の贈り物もあった。
その場合の書状のたたみ方、きっちりおしえられた。
なるほど~、百貨店とは、細心の心配りをカタチにする おもてなし百科(事典)である。
こわかったのは、ただただ業者からの電話。
何を言ってるのか さっぱりわからない。
その業界用語がわからない。
ちんぷんかんぷんのまま取り次ぐ。
どこからか伝言メモが渡される。
その崩し文字が読めない、解読できない。
大人の世界はスピード2倍速、過酷だ!
でもお給料で、友人と飛騨高山への旅に行けた。 満足。
その後も、小学生相手の教材販売のアルバイト。
いたいけな児童を、おまけのオモチャでつって勧誘するのである。
これは、詐欺師をやっている気分だった。
保育園で、早朝の清掃&早番の先生と子どもを親から受け取るアルバイトもやった。(朝2時間ほどのバイト)
園舎がきれいで、緑豊かな保育園。
正門には木々がきれいに立ち並ぶ。
その落葉を、朝からほうきを構え、修行僧のように毎日毎日きれいに掃き清めた。
園舎の中も拭きまくった。
そんな修行僧もどきの まじめな学生を、園長がことのほか気に入り、保育園の鍵を私に預けた。
私は出入り自由の鍵を手にしてしまった。
夜中も侵入自在の鍵である。
いいのかなぁ。
人は、まじめな姿に弱いのだ。
そして現在。
私は、何も社会に貢献していない、引きこもり型ニート主婦である。
子育てと言う、仕事。
これはやらねばならぬ使命であって、しなくていいのなら ほったらかしに していたい。
毎日三食、食べなくて済むのなら、何もいらない。
自分に絶対向かない職業すら、明確に答えられない。
雲にのって 飛んでいきたいなぁ。
何にもしなくて いい国に。
宇宙の藻屑のような自分を再確認。