ゆるい日差しと、ゆるい風の 柔らかな朝の空気。

その静けさを突き破り、時間ごとに各人の目覚ましベルが鳴りひびく喧噪。


今朝一番、誰よりも早い時間に、ことのほか大音量でなるスヌーピーの目覚まし時計をセットしていたのは、起きるワケがない小学生!


そんな早くセットしておいて起きるんかいな?と思っていたが、起きなければならぬミッションが発生している。

すなわち、自業自得のミッション、「宿題を完成」させるミッション。


が、起きたのは、ベルが鳴りひびいてからの1時間後であった。


夜も朝も時間がないヤツである。


起きてすぐ、水も飲まず 自分の机に直行。

今朝は、計算をやっておりました。


昨日は漢字、今日は計算。

結果オーライで、朝から脳細胞、エンジンフル回転で走っています。


見ているこちらの方が長距離ランナー気分で失速しそうです。


8時、やっと朝食タイムにこぎつけました。

いつもは登校する時間です。


迎えにきてくれる近所の6年生には、先に行ってもらうようお願いしました。

6年生のお姉さんは、笑いながら快く了解!

この6年生のお姉さんも、時折 寝ぐせ頭を爆発しながら走って我が家にやってきます。 

「ごめん、寝過ごしたぁ、先にいってて~」 と家に向かって逆走。

小学生のみなさん、どこも朝は必死ですね。


かく言う私の子ども時代も然り。 

しかも、宿題なんぞ最初からやってもねぇ! 

教室でお仕置き、机の上に正座をさせられる事を恥とも思わず、視線が高くなる愉快さを好んでやっておった訳ですから、とんだクズ野郎でした。


そんなクズ野郎のDNAを持つ子どもですものね、夜遅くになろうが、朝になろうが、宿題をやっていく真面目さには脱帽です。 私ならやってかないよ~もう。 クズは大人になってもクズかいな?


朝食をいただきながら、またも小学生の今日のひと言。


「 さいかい って、なに? 」


さいかい? どんな漢字?


とっさに漢字の説明ができないようである。

同じ言葉でも、いろんな意味の さいかい があるよ。


「えっと、私は、だれだれに さいかい しました。の、さいかい 。」


ほいほい、再会ね!


意味を説明すると、 「そう、それそれ!」 と、うれしそう。


「あのな、さいかいしてん!○○ちゃんと!」


○○ちゃんというのは、家が近所の友だちですが・・・、再会?


「そうやねん! 3年から4年生になってクラス替わったやろ、それからぜんぜん会ってなかってん。

だって、クラスちがったらおわる時間もちがうしさ、そしたら、このあいだ帰り道で会ってん!」


へぇ~。 どんな気持ちやったん?


「え・え・えぇ~!と思って、うわぁ~、さいかいしたぁー!と思ってん。」


とてつもなくうれしそうな表情で言う。



なんと、すばらしきこの世界!


感動よ、この小さき者の大きな世界。


再会したなぁ、再会したわぁ。 


人生の広い道、狭い道、いろんな場所で 人と出会い別れる 連続の時間。

変化のないような日々の中にも、こうして小さな再会に喜ぶ 小さき者の心の道。


アンタ、走ってるばかりかと思ってたけど、


ゆっくり周り見つめてるやん。