少年の日の夢 '77 | hiroのブログ

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東京一人暮らしの快適生活をつらつら書いた自己マンブログです。趣味のインテリア、旅行、ガーデニング等、私とテイスト似てるかなと思われたら、ちょくちょくのぞいてやって下さい。同居猫ともども歓迎いたします(笑)!
from hiro,Boy, and Baby

端午の節句の今日と明日は、私の過去のブログから、”少年の日の夢” と ”ライオン” の2編の再録をさせて頂きます。お付き合いください。私のブログの中でも、この2編は私らしさと言うか今の私のメンタルの原点になっているエッセイです。

 

おやおやと言うタイトルつけちゃいました。子供の頃、将来何になりたい? という質問を誰しも受けてきたと思いま す。私の子供の頃の答えは 獣医さん でした!とにかく、おもちゃとか全く興味なくて、生き物に夢中なメンドクサイ子供だったようです。いろんなペットが 周りにいるのが当たり前で、母からいつも ”口の付いたものはもういらない” と叱られていました(苦笑)。セキセイインコを死なせてしまった時かな、命 と責任ということを思い知らされたのは。。。インコを餓死させてしまったんですよ。遊ぶのが忙しくて面倒見るのを忘れて。普段は鳥かごの中にこぼれたエサ がたくさんあって、少々忘れても死んじゃうなんてなかった。でもその時はきれいに籠を掃除したばかり。夜中になぜか鳴いていて変だなと母は思ったそうで す。固く硬直した死骸を母は自分で処理するよう言いました。体が震えて涙が止まらなかった。哀しかったんじゃない。罪悪感からでした!その時から、ちょっ と自分が変わったかなと思う。熱しやすく冷めやすい子供でしたね。

 

そんな私が虜になった本があります。ジョイ・アダムソンの野生のエルザシリーズBorn Free, Living Free, Forever Free。11歳の夏休み、朝の7時から夜の7時まで、その本を3日間ぶっとうしで読破。その後も何回も読み返して、夢はケニアに行って、アダムソン夫妻 とライオン達に会いたい になった!!(野生のエルザは育てた子ライオンを野生に戻し、人と動物の信頼とコミュニケイションを軸に書かれたハートムービン グノンフィクション。)この夢は成長して大人になっても消えることはなく、遂に実現させてしまった。アポイントがあるわけじゃなく、住所をちゃんと知っていたわけじゃない。ガイドとナバーシャの現地の人達に聞きまくってたどり着いた。

 

子供の頃からの夢の場所。ナバーシャ湖畔のアダムソン夫妻の家。夜には湖からカバが上がってきて、庭の草を食べていくとか(笑)。エルサが初めて仕留めた獲物のトロフィーとか飾ってあった。

エルサメア

庭からナイバシャ湖をのぞむ

せっかくたどり着いたけれど、その頃ジョイは豹のペニーの野生復帰の仕事で不在、ジョージはボーイの2度目の野生復帰の仕事でコラゲームリザーブに住んでいた。当人達には会えなかったけれども、留守番の方がはるばる日本からやってきたということで、敷地に入れてくれ、家の中 も見せてくれた。庭にはボーイが傷を癒した柵がまだそのまま残っていた。

 


ボーイはジョージがMySon私の息子と言っていたほど可愛がっていた雄ラ イオン。映画野生のエルザに出演したライオン達は多くがその後、動物園送りとなったけれど、ボーイとその妹ガールはアダムソン夫妻の尽力で野生に復帰。 ガールは立派に野生で生きていったけれど、ボーイは野生ライオンに負けて負傷。ナバーシャで治療して、野生復帰へ再チャレンジ。私が訪ねたのはちょうどそ の頃のこと。豹の話はその後、 草原の女王ペニー として出版され、ボーイのストーリーはMy Pride and Joy として出版された。ボーイは最悪な最期を迎えることになったけども。。。。

 

子供の頃の夢はこんな形で私にやってきた。アダムソン夫妻が60年代当時から発信していたエコーシステムの話、人類 よおごることなかれ というメッセージは今も私の中の金言です。ジョージ曰く、ライオンの咆哮は この世の王は誰だ! 俺様だ! 俺様だ!俺様だ! と叫 んでるのだそうです。納得です。

 

ライオンは飼えない私は、ラグドールにボーイと名づけて暮らしています。まだ子供の頃の夢の延長線上に居るのかも(苦笑)。

で、私のボーイです。時々凛々しい顔をします。

 

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ケニアのナイバシャ湖畔にある、カフェでの写真もアップしておきます。緑が鮮やかで、アカシアの巨木が美しい!

 

今日はちょっと長いブログになりました。読んでくれてありがとう!!