ウィーンの中心にある王宮、ホーフブルク宮殿へやって参りました。
こちらはハプスブルク家が13世紀後半から1918年の約600年の間住居としていた場所です。
ハプスブルク帝国が終焉を迎えた1918年といえば第一次世界大戦の終戦の年です。
ロシア、ヨーロッパ、バルカン半島の国々、オスマントルコが複雑に絡み合い
勃発した第一次大戦の終焉とともにハプスブルク帝国も終わりを迎えました。
多くの国や民族が生活を営むこの地域は大変複雑で、
長期間に渡る色々な争い、労苦を乗り越えて今があり、
島国の日本とは異なる軋轢、緊張があるのだろうとしみじみ感じました。
王宮は、ハプスブルグ帝国最後の皇帝フランツヨーゼフ1世の執務室や居間兼寝室などの皇帝の部屋、
現在も人気の高いフランツヨーゼフ1世の妃エリザベートにまつわる品々が展示されている'シシィ博物館'、
15世紀から保管されてきたハプスブルク家の銀器、金器、磁気などの食器コレクションが展示されている’銀器コレクション'
それ以外には図書館、礼拝堂があります。
銀器コレクションのみ写真撮影可でした。
膨大なコレクション、目の保養。。。
ハプスブルク家御用達であったウィーンのアウガルテン陶磁器工房、マイセン、ミントン、
ウェッジウッド、チェコの工房の陶磁器、銀器、リネン類、などが展示されています。
1800年前後迄は、食事には銀器を使用し陶磁器はデザートのみ、
もしくはコレクションの為の贅沢品だったのですが、
政治的な理由により王室の銀器を含めた国内の銀を貨幣へ造り変える必要に迫られ、
食事に陶磁器が使用され始めたそうです。
こちらはハプスブルク家の紋章、双頭の鷲が描かれたティーカップセット。
ティーポットタワーでしょうか。豪華!
これだけ揃っていると圧巻です。
フランスのルイ15世から、ハプスブルク家の女帝マリアテレジアへの贈り物で、
2重の緑のリボンのこの柄は彼女へのプレゼントのみに使用されました。
当時の王室公式行事の際のテーブルセッティング。
このナプキンのたたみ方は2名の担当者のみが知る門外不出の秘法だったそうです。
そんなに難しいのかしら??できそうだけど。なんて。
折りたたんだ中に入っているパンが美味しそう、、と思いながら見ていました。
カトラリーにも双頭の鷲マークしっかり刻まれています!
食卓がものすごく豪華になりそう。
ガラス食器も沢山あります。
こちらはリネン類ですが、紋章入りです。
真っ白なリネンは心惹かれます!
この写真以外にも本当に沢山の美しい食器の数々。
大変楽しく、わくわくドキドキが止まらず、館内を何度も往復しました。
これだけのコレクションを一度に見る事なかなかできないですよね。
本当に大満足です。
オーストリアで何度も食べたソーセージサンド。
ソーセージの中にチーズが入っていて、パンも少しかりかりです。
ジャンクが好きな私、大変好みでした。
フライドポテトも大好きです。マヨネーズとケチャップが沢山ついていて、
ポテトも太め、カリカリ食感。
公園でこれを食べて少し休んでまた出発です。