以前よりオーストリアには憧れており、いつか行ってみたい!と思っておりました。

理由はクリムト。

絵画が詳しいわけでも、理解しているわけでもないのですが、

インパクトがあり、幻想的で美しく、いつまでも見ていたい、

そんな気持ちになる彼の絵、本物を見てみたい!という希望がありました。

 

東京上野の都美術で数年前クリムトの展覧会がありましたが、

それ以外で日本で彼の絵を見る機会はなかなかありませんでした。

 

という事で、まずはベルヴェデーレ宮殿へ。

こちらはオスマン帝国軍よりウィーンを救ったプリンツ・オイゲンの夏の離宮だそうです。

プリンツ・オイゲンはフランス人ですが、当時のフランス王ルイ14世に引き立ててもらえず、

失望の中、フランスの敵国であったオーストリアへ向かい、その地で軍人として頭角を現し活躍しました。

 

その彼が夏を過ごしたベルヴェデーレ宮殿上宮は美術館になっています。

混雑が予想されるので予約して向かいました。

 

 

お天気に恵まれました。真っ青の空に宮殿と庭が大変美しいです。

 

 

この像は白いスフィンクスだそうで、

胸に触ると幸福になれるという言い伝えがあるようですが、

1人だとちょっと恥ずかしくて触れなかったです。彫が深くて美女です。

 

正面のオレンジの屋根の建物は下宮になります。

オイゲン公の豪華な居室やギャラリーとなっているようです。

 

上から見ると庭園の全景を見ることが出来ます。

美しく手入れされており、でも豪華過ぎずとても上品で素敵。

このシシメトリーに心が落ち着き癒されます。

 

早い時間から予約しましたが、中は混んでいました。

入口の係員さんがとても感じが良くて、それだけで嬉しくなります。

 

 

 

クリムトの接吻

うわ~~!!美しい~~!!

 

アダムとイブ

 

 

 

 

フリッツアー・リドラーの肖像

 

 

ドレスのレースの軽やかな感じが伝わってきて、

とても上品です。

 

薄い水色とグレーと白の組み合わせが涼し気で、

女性の表情もとても優しい雰囲気です。

 

ひまわり

 

 

もう一人、オーストリアを代表するエゴン・シーレの作品も沢山ありました。

 

かなりインパクトのある画風です。

 

 

 

 

 

ジャック・ルイ・ダヴィッドのアルプス超えのナポレオン

大きい絵で迫力ありました。深紅のマントがかっこいいです。

 

この絵も印象に残りました。

 

オーストリアを代表するバロック様式建築の代表格である建物に、

クリムト、エゴン・シーレを始めとするウィーン世紀末を代表する画家の作品の数々、

とても贅沢な空間でした。

大満足です。

 

ウィーンのカフェに行ってみました。

Tirolefhofというアップルパイが有名なお店です。

空いている時間でしたので、お客さんもまばらで静かです。

 

新聞や本を読んでゆっくり過ごしたくなるそんなカフェでした。

 

甘いケーキ、普段はあまり食べませんが、これは軽い感じの薄いパイ生地に、

細く切ったリンゴが詰まっており、甘さも控えめでとても美味しかったです。

ハンガリー、チェコとカフェラテはガラスの容器に入っていますが、

このほうが見た目も美しいです。日本もガラスのグラスだったらいいのにな。

 

これからまた出かけます。