人間空の愚痴と何かを聞かされる人形メリーはいつも呆れ顔 -2ページ目
面白い物がない。楽しいものがない。
でも、それは自分が楽しもうとしないからだ。
誰かがそう言った。
でもそれは、ただの綺麗事で楽しもうとしても楽しめないこともあったりする
きっと冷めているのだろう
上手く笑えない
でもきっと、そんなことでさえも笑おうとしないからと言われるのだろう
そんなものだ
結局悪いのは自分でそれを周りに押し付けてるだけ
きっとそう言う
笑おうとしないから笑えない
楽しもうとしないから楽しめない
本当にバカみたいな言葉だ
なにも知らないくせにそんな綺麗事を押し付ける
人間と言うのはそんなもんなんだろう
周りはいつも敵だらけで
味方はどこにも見当たらなくて
どこまでも1人でこなしてきた
まだまだ子供だと言うのに
昔から酷い目にばかり会う
いじめにあった
母が病気になった
そのせいで家にも居場所がなくなった
友達もいない
希望もない
夢もない
やりたいこともない
昔はあった
夢も希望もやりたいことも
だけど全て壊された
だけど結局悪いのはいつも僕だ
いじめにあったのも僕のせい
母が病気になって家に居場所がなくなったのも僕のせい
夢も希望もやりたいことも全て消えたのも僕のせい
全部僕のせい
そう言われるだろう
でもそれはこんな地獄を味わったことがない人間の言い分だと思う
もちろん、僕も誰かに八つ当たりをたくさんした
他人を傷つけることもいっぱいした
でも辛いのは辛い
今だってさほど変わってない
ただ僕は八つ当たりをしなくなった
周りの環境が変わっていじめはなくなった
母が死んで金が手に入らなくなったことを知った祖父母はもう用はないと僕を解放してくれた
でもそれ以外はなにも変わらない
環境が変わっても仲間はいないし夢も希望もなにもない
上手く笑えないし上手く楽しむすべも忘れたまま
大人になるにつれて嫌なことが増えた
上下関係とか仕事とかコミュニケーションとか
今まで避けていたコミュニケーションも大人には当たり前の上下関係とか思ったことを口にも出来なくなって間違ったことにも従わなければいけなくなったりとか嫌なことが余計増えた
もともと大人のイメージは悪かった
ただペコペコと頭を下げるのは当然
都合の悪いことは隠蔽したり
自分より下の人になすりつけたり
お金にがめつかったり
とても汚い嘘を吐いたり
人付き合いを無理やりさせられたり
話すことは愚痴と仕事のことばかりでなにも楽しい話もなかったり
遊ぶ時間もなく仕事に追われる日々を送り続けなければならなかったり
したくないことまで沢山させられたり
捨てたくない夢も希望も何もかも捨ててコミュニティにいなければいけなかったり
他にも沢山悪いイメージはある
だから大人になりたくないと昔から願った
今だって大人にはなりたくないと思う
でもあと数年もすれば大人に嫌でもなってしまう
そしたら嫌なことも沢山増えるんだろう
そしてそれもまた自分のせいにされるんだろう
なんども死にたいと願った
でも死ぬのは怖かった
痛いのは嫌いだから
苦しいのも嫌いだから
でも生きているのも苦しくて
きっとどちらも地獄で
そうなったことでさえも自分のせいだ
だから今はのうのうと無駄な時間を生きて死ぬのを待っている
もしも生まれ変われるのなら何の苦もない平凡で幸せな人生を送りたい
そう来世に願いを込めて
今はそれなりに生きて行く
きっと残った選択肢はこれしかないから