大腸ガンと直腸ガンの1部と、お尻右筋肉を摘出した手術。
1年後の2017年3月頃。
再発が見つかりました。
前に飼っていた……兄弟の様に育ったランディが
ガンの抗がん剤治療などをした為
吐いたり痙攣したりなど、自分らのエゴの為に
とても苦しい思いをさせてしまいました……。
それでもランディは、人間もどんな動物も大好きで
とてもとても穏やかで優しいわんで。
最後まで、わたしたちの事を考えてくれているわんでした。
だから、クッキーは何かあった時
延命治療は辞めよう。
と家族で決めていました。
痛みとか苦しみとかの症状だけは取り除いて貰う治療はして
天命か……安楽死……という方法を。
それでも。
再発して、『後2~3ヶ月の覚悟をしておいてください。』と言われ。
それから1年半以上……約2年も頑張ってくれました。
その間に、1~2度……体調を崩した時がありましたが
また元気に復帰してくれました。
12月頭位までは本当に元気で。
エサも普通に食べていたし、散歩もしていました。
急に寒くなった日から、少し体調を崩す様になりました。
大腸ガンの再発という事で、うんちが出ずらくなり。
出ない為に、食欲がどんどん落ちて行きました。
それでも家の中はウロウロして、
『まだ大丈夫だよ。』っていう姿を彼は見せてくれていました。
短期的な定期で病院には通い続け、先生もビックリしていましたが
やはり寒さはわんにもこたえるのか、急に具合が悪くなり。
先生の指導で、夜中でも20度を保っていられる様にはしていました。
そして年末年始を乗り越えてくれて。
『凄いな。こんなに頑張ってくれて。人間で言うたら、もう8年も頑張ってるって事だもんな』
って。
しかし4日位から、自分のゲージ小屋に入って、全く出て来なくなりました。
よっぽど具合が悪かったのだと思います。
元々人間とかキライというか。
構われるのがキライだったり、おもちゃも飽き性で1日しか遊ばない。
ねこみたいな性格な犬でした。
大好きなオヤツも全然食べなくなり、2日に1度、点滴に通う様になりました。
10日の夕方。
バイトから帰って来たら、『具合がおかしい』とおかんに言われ。
確かに、口ではぁはぁ言う感じで、息が苦しそうでした。
両親に『もぅ、覚悟しといた方がいいかも知れない。安楽死も考えておこう』と言われました。
判ってはいるけど……生きているのに……
翌日の11日は、コワーキングに行くことをやめ、バイトと天文学も休むことに決めました。
夜に寝る以外は、10日の夕方~11日の病院に行く16時まで、ほぼべったりと側に居て
ただただ身体を撫でてあげることしかできませんでした。
それまでずっと小屋に居たのに、10日からは外で寝てました。
ずっと横になっていたのに、11日の昼頃、急に座り込んだ時の写真。
夕方一番に病院に連れて行き、レントゲンを撮って欲しいと言いました。
その結果、癌が肺に沢山転移してました。
『延命治療はしない』と1年半前に決めてたから、レントゲンなども撮って無かったみたいです。
先生に『後1〜2週間位かも。』と言われ
『苦しみ出したら安楽死も考えてあげる時期です。』って伝えて貰いました。
先に母がワンを連れて帰ったので、1人家への道を歩きながら
まだ生きているのに、安楽死させることを選ばないといけないのか…。
というやるせない気持ちとか、受け入れずらい気持ちとか。
ひとりでぼーっと考えていました。
考えるだけで、涙がぼろぼろ出ました。
帰宅してからスグに少しの間側にいて。
10日に帰ってきたままほったらかしにしてた荷物が急に気になって
自分の部屋へ行ったりしてました。
その15分位。
目を離していた間に、眠る様に亡くなってました。
とても穏やかな顔だったので、最初、少し移動して寝ているのだと思いました。
身体もまだ温かく、体も柔らかく目を閉じていました。
でも父が『心臓が動いてない』と言い、母と自分も確かめましたが……鼓動がありませんでした。
何か吐いた様子も無く、失禁などもありませんでした。
本当に眠ってる様な穏やかな顔をしていました。
(葬儀屋さんに『あまり苦しまなかったと思う。』と言われました。『ここまで安らかな顔はあまり見ない』とも。犬でも苦しんで死んだら、凄く苦痛の顔をしているそうです。)
2019年1月11日17時30分頃 天国にいってしまいました。
『なんで目を離しちゃったんだろう』って、暫く自分を責めました。
つい1時間~半時間前まで、病院に居て点滴もして貰ったりしてたのに…。
なんで、ひとりで逝かせちゃったんだろう。って。
でも今は、一瞬でも苦しんだり、死ぬ瞬間のイメージを。記憶を与えない様にしてくれたんだな。
って思いました。
丸1日以上、ずっと側に居れたので
寂しいし悲しいケド、後悔の気持ちが今は湧いてないので良かったです。
今晩はおうちで過ごして、翌朝一番で葬儀屋さんに来て貰う事になりました。
この身体が無くなってしまう。触れれなくなってしまう。
と思うと、側を離れる事ができませんでした。
段々冷たく硬くなっていく身体を、ずっとなでていました。
何故か遠くまで行った、3コースの散歩の思い出ばかりが頭の中に浮かび続けていました。
イメージだったのか。本当に感じたのか判りませんが。
夕食を食べる少し前。
ランディが迎えに来てくれた感じがしました。
『クッキーの事は大丈夫だよ』
って言って、クッキーを連れて行ってしまった気がしました。
他の犬の事も大嫌いだったので、とても心配していたけど。
ランディは本当に面倒見の良いわんだったので
それで安心できました。
ランディなら、気長に優しくクッキーの面倒みてくれるって。
12日の朝一で、葬儀屋さんがお迎えに来てくださりました。
13日の今朝一番で、焼きに入ると言ってらっしゃったので、
教えて貰った時間に、お墓のある方をぼんやり見てました。
でももう、11日の夜から、もうここにクッキーは居ない感じがしてました。
サトルが好きだった、後ろ姿。
息を引き取った数分後、母が病院に電話をしてました。
びっくりされていたみたいでした。
クッキーらしい、可愛いお花が病院から届きました。
自分の好きなミュージシャンのKO-JIさんがよく、飼われている娘ちゃん達に
『この子達は、本当に自分のとこでよかったのか』
『自分のところで幸せなのだろうか』
と日記で書かれていました。
自分もランディの時はその気持ちが大きくて
後悔ばかりが残りました。
でもクッキーは、2年弱頑張ってくれて
大切に過ごすっていうことを与えてくれてました。
沢山沢山沢山思い出を貰いました。
大好きだよ。