2019年(平成31年)1月11日17時30分。 | 春になり笑う月は何を想うのか

春になり笑う月は何を想うのか

  
6月9日ロックの日に始動!
音楽とか映画とか絵とか

なんか色々適当に書いたり書かなかったり

大腸ガンと直腸ガンの1部と、お尻右筋肉を摘出した手術。

 

1年後の2017年3月頃。

再発が見つかりました。

 

前に飼っていた……兄弟の様に育ったランディが

ガンの抗がん剤治療などをした為

吐いたり痙攣したりなど、自分らのエゴの為に

とても苦しい思いをさせてしまいました……。

 

それでもランディは、人間もどんな動物も大好きで

とてもとても穏やかで優しいわんで。

最後まで、わたしたちの事を考えてくれているわんでした。

 

 

 

だから、クッキーは何かあった時

延命治療は辞めよう。

と家族で決めていました。

 

痛みとか苦しみとかの症状だけは取り除いて貰う治療はして

天命か……安楽死……という方法を。

 

 

 

それでも。

再発して、『後2~3ヶ月の覚悟をしておいてください。』と言われ。

それから1年半以上……約2年も頑張ってくれました。

 

その間に、1~2度……体調を崩した時がありましたが

また元気に復帰してくれました。

 

12月頭位までは本当に元気で。

エサも普通に食べていたし、散歩もしていました。

 

急に寒くなった日から、少し体調を崩す様になりました。

大腸ガンの再発という事で、うんちが出ずらくなり。

出ない為に、食欲がどんどん落ちて行きました。

 

それでも家の中はウロウロして、

『まだ大丈夫だよ。』っていう姿を彼は見せてくれていました。

 

短期的な定期で病院には通い続け、先生もビックリしていましたが

やはり寒さはわんにもこたえるのか、急に具合が悪くなり。

先生の指導で、夜中でも20度を保っていられる様にはしていました。

 

そして年末年始を乗り越えてくれて。

『凄いな。こんなに頑張ってくれて。人間で言うたら、もう8年も頑張ってるって事だもんな』

って。

 

 

しかし4日位から、自分のゲージ小屋に入って、全く出て来なくなりました。

よっぽど具合が悪かったのだと思います。

 

元々人間とかキライというか。

構われるのがキライだったり、おもちゃも飽き性で1日しか遊ばない。

ねこみたいな性格な犬でした。

 

大好きなオヤツも全然食べなくなり、2日に1度、点滴に通う様になりました。

 

 

10日の夕方。

バイトから帰って来たら、『具合がおかしい』とおかんに言われ。

確かに、口ではぁはぁ言う感じで、息が苦しそうでした。

 

両親に『もぅ、覚悟しといた方がいいかも知れない。安楽死も考えておこう』と言われました。

 

判ってはいるけど……生きているのに……

 

 

翌日の11日は、コワーキングに行くことをやめ、バイトと天文学も休むことに決めました。
夜に寝る以外は、10日の夕方~11日の病院に行く16時まで、ほぼべったりと側に居て

ただただ身体を撫でてあげることしかできませんでした。

 

それまでずっと小屋に居たのに、10日からは外で寝てました。

ずっと横になっていたのに、11日の昼頃、急に座り込んだ時の写真。


 

夕方一番に病院に連れて行き、レントゲンを撮って欲しいと言いました。

その結果、癌が肺に沢山転移してました。
『延命治療はしない』と1年半前に決めてたから、レントゲンなども撮って無かったみたいです。

 

先生に『後1〜2週間位かも。』と言われ

『苦しみ出したら安楽死も考えてあげる時期です。』って伝えて貰いました。

 

先に母がワンを連れて帰ったので、1人家への道を歩きながら

まだ生きているのに、安楽死させることを選ばないといけないのか…。

というやるせない気持ちとか、受け入れずらい気持ちとか。

ひとりでぼーっと考えていました。

考えるだけで、涙がぼろぼろ出ました。

 


帰宅してからスグに少しの間側にいて。

10日に帰ってきたままほったらかしにしてた荷物が急に気になって

自分の部屋へ行ったりしてました。

 

その15分位。

目を離していた間に、眠る様に亡くなってました。

 

とても穏やかな顔だったので、最初、少し移動して寝ているのだと思いました。

身体もまだ温かく、体も柔らかく目を閉じていました。

でも父が『心臓が動いてない』と言い、母と自分も確かめましたが……鼓動がありませんでした。

 

何か吐いた様子も無く、失禁などもありませんでした。

 

本当に眠ってる様な穏やかな顔をしていました。

(葬儀屋さんに『あまり苦しまなかったと思う。』と言われました。『ここまで安らかな顔はあまり見ない』とも。犬でも苦しんで死んだら、凄く苦痛の顔をしているそうです。)

 

 

 

2019年1月11日17時30分頃 天国にいってしまいました。

 

 

『なんで目を離しちゃったんだろう』って、暫く自分を責めました。

つい1時間~半時間前まで、病院に居て点滴もして貰ったりしてたのに…。

なんで、ひとりで逝かせちゃったんだろう。って。

 

でも今は、一瞬でも苦しんだり、死ぬ瞬間のイメージを。記憶を与えない様にしてくれたんだな。

って思いました。

 


丸1日以上、ずっと側に居れたので
寂しいし悲しいケド、後悔の気持ちが今は湧いてないので良かったです。

 

今晩はおうちで過ごして、翌朝一番で葬儀屋さんに来て貰う事になりました。

 

この身体が無くなってしまう。触れれなくなってしまう。

と思うと、側を離れる事ができませんでした。

段々冷たく硬くなっていく身体を、ずっとなでていました。

 

何故か遠くまで行った、3コースの散歩の思い出ばかりが頭の中に浮かび続けていました。

 

 

 

イメージだったのか。本当に感じたのか判りませんが。

夕食を食べる少し前。

ランディが迎えに来てくれた感じがしました。

『クッキーの事は大丈夫だよ』

って言って、クッキーを連れて行ってしまった気がしました。

 

他の犬の事も大嫌いだったので、とても心配していたけど。

ランディは本当に面倒見の良いわんだったので

それで安心できました。

ランディなら、気長に優しくクッキーの面倒みてくれるって。

 

12日の朝一で、葬儀屋さんがお迎えに来てくださりました。

13日の今朝一番で、焼きに入ると言ってらっしゃったので、

教えて貰った時間に、お墓のある方をぼんやり見てました。

でももう、11日の夜から、もうここにクッキーは居ない感じがしてました。

 

 

サトルが好きだった、後ろ姿。

 

息を引き取った数分後、母が病院に電話をしてました。

びっくりされていたみたいでした。

 

クッキーらしい、可愛いお花が病院から届きました。

 

 

自分の好きなミュージシャンのKO-JIさんがよく、飼われている娘ちゃん達に

『この子達は、本当に自分のとこでよかったのか』

『自分のところで幸せなのだろうか』

と日記で書かれていました。

 

自分もランディの時はその気持ちが大きくて

後悔ばかりが残りました。

 

でもクッキーは、2年弱頑張ってくれて

大切に過ごすっていうことを与えてくれてました。

 

 

沢山沢山沢山思い出を貰いました。

 

大好きだよ。