2018年10月

(つづき)

主治医から
「娘さんが在宅介護に協力できない理由はなんですか?」との問い


まだ、安定期前。
言いたくない。
でも言わなければ先に進めない。


意を決して
「妊娠しています」
と伝えた



父は驚き
先生方はどよめき
看護師さんはおめでとう


予定日を聞いて
先生方は黙りこんだ。


訪問看護師さんが介護も含めて来てくれることになり、家に帰れることになった。



退院の日。
絶賛つわり中ではあったが
少し遠回りをしてみんなで海を見て帰った。


帰宅後、退院祝いの出前のお寿司。


母も私も一人前を食べきった。


介護ベットで母と二人ゴロゴロして過ごした。


ふと、思い出したよう


お母さん、癌だっけ?

そうだよ、思い出した?

忘れてたー

のような感じで。

よかったのか、悪かったのか。