洗濯物をたたみながら見ていたドラマ。

 

女の子が犬の世話をお母さんから言いつけられますが

遊びに行ってしまいます。

 

犬はその間に納屋でひっそり亡くなりました。

 

女の子は一緒にいてあげるべきだったと泣きますが

お父さんは寿命だったのだ、と言います。

近しい人が亡くなると、みんなそう思うのだ、とも。

 

 

毒母が散歩に連れて行った犬は

近所のお米屋の車に轢き殺されました。

 

住宅街なのに徐行せず

横断歩道に突っ込んできたのです。

 

でも毒母はノーリードにしていました。

 

落ち度は毒母に。

 

毒母はその後、その米屋で米を買い始めました。

「だってバカ犬が悪いんだもの」

自分は寛大だとみんなにもアピール。

 

嫌な女。

 

そして犬が亡くなった時にわたしに言いました。

 

「あんたのせいで死んだんだからね」

「あんたが散歩に行きゃあよかったのにさ!」

「あんたの犬だろうよ!」

 

毒母がもらってきて世話をしなかった犬。

わたし以外はみんなバカ犬と言って虐めた犬。

 

台風でも雪が降っても試験中でも

夕方の散歩はわたし一人で行きました。

 

痴漢にあっても。

 

毒母は午前中に連れて行くのです。

 

犬はトイレを我慢できるという持論を展開し

犬用トイレを家に置かなかった毒母。

 

わたしはいつも急いで帰宅しました。

 

午前中の散歩は毒母の役目でした。

 

でも、言ったんです。

 

「あんたの犬なんだから」

「あんたが散歩に行かなかったから死んだんだ」

「あんたのせいで死んだ」

「あんたが殺したようなもんだ」

 

その夜、犬のそばで泣き続けたわたしを置いて

毒父毒母毒弟の3人家族は外食しました。

 

毒弟、死ねばいいのに。

 

毒母と毒父は不安に苛まれて

娘の顔色を窺えばいいのに。

 

 

話がそれてしまいました。

 

普通の親は、あんなふうに子供を慰めるんだ。

びっくりしました。

 

わたしにかけている感性のせいで

子が悲しい思いをしていないか、寂しい思いをしていないか

それがとても心配です。

 

いつか「普通の親はこうなんだ!」と

愕然とする日が来たら?

 

その時はどうかわたしにぶつけて、と思います。

そうしたら謝罪できますから。

 

子育ては反省と後悔ばかりで

いつまで経っても毒親のような

「やってやったでしょう!?」

なんて言葉は出てこないと思います。

 

 

わたしから見ると血も涙もない

毒父が嫌い!

毒母が嫌い!

毒弟が嫌い!

 

毒弟はさっさと地獄に落ちてしまえ!と、思います。

毒親二人は生き地獄を味わえ!と、思います。

 

わたしの中の闇です。