誰かが急に手を上に上げると

わたしはとっさに顔を庇います。

 

相手によってはビックリされるし

小学校の頃は男子によくからかわれました。

 

きっと、笑っていた男の子は虐待されていないんだろうな。

 

身体の小さな、勉強も運動も出来ない子で

やけにガタイのいいお母さんに甘やかされていました。

だから、弱い女子をターゲットにしていたのかもしれません。

男子には相手にされていませんでした。

 

誰かが棚の荷物を取ろうと手をあげただけで

身構える自分がおかしくて、そして悲しいです。

 

毒母は来客があると、よく「娘をぶっ飛ばす夫の話」を

得意げにしていました。

 

「この子はね、下の子と違って殴られたら

もっと殴れ!みたいな顔して身体をぐいっと

主人の前に出して来るのよ。あははは。

だから、主人ももっと殴っちゃうんだけどね」

 

「下の子はね、もう殴られそうになっただけで

身体をね、こうね、避けるのよ。

でも、この子は違うの。グイッと出すからさ。」

 

そんなわけないじゃないですか。

 

毒母の編み物仲間が、自分の娘さんのことを

そう話していたのを聞いてから、毒母お得意の嘘物語が

出来上がったようでした。

 

「うちだって」「この子だって」

 

わたしの同級生の母親が「うちの子は主人とお風呂に入る」と言えば

「うちだって!」

ご近所さんが「うちは追い出す時は素っ裸って決めてる(その子は男子)」と言えば

「あら、うちだって!」

 

多分、人の話を聞くと無意味に張り合うバカな人間なんです。

 

毒父に暴行されながら、わたしは悲鳴をあげて

「助けて〜」と叫んで、家中を逃げ回りました。

 

毒夫婦は「そうか!もっと叫べ!叫んでみろ!」

「叫んだって誰も助けちゃくれねえんだ!」

とわめきながら、わたしを追いかけ追いつめ

引きずり回して暴行しました。

 

狂ってます。

 

その時はそうは思わなかった自分が哀れです。

 

いまでも、そばにいる人が手をあげると怖いです。

身構えます。

そして、自分で自分に笑ってしまいます。

 

もう誰もわたしを殴ったり蹴ったりしないのに。

もし毒親に暴行されても、もうそれはれっきとした犯罪だから

わたしは泣き寝入りなんてしなくていいのに。