毒父の在宅時は毒父の見たい番組を

見るのが常でした。

 

毒母と毒父は好きな番組が似ていて

サスペンスや推理ドラマがお気に入り。

ベッドシーンがあろうが、裸の女性が出ようが

そういう番組は食事中でも見ていました。

 

青春ドラマのラブシーンは「くだらない」と

消してしまうのに、子供の目には不潔でしかない

ベッドシーンは夫婦で平然と見るのですから

さすが毒親です。

 

その推理ドラマやサスペンス、わざわざ見るくせに

「ああ”!こんなことあり得ねえ!」とか

「バカかってんだ!こんなことあるわけねえじゃねえか!」とか

「こんなことするわけないじゃんね」などと

ケチをつけるのです。

 

それなら見なければいいのに。

 

時代劇を見ていても解説(?)が入ります。

「あ、舌噛むよ!」

「やっぱりね、体を弄ばれるより死ぬんだよ、ちゃんとした女はね」

小学生に言う言葉ではありません。

 

今と違って、昔は子供が凝視できないようなシーンが

わりと普通に放送されていました。

 

それを家族で見るのです。

 

漫画のキスシーンはダメなのに、です。

 

そして、いちいちいちゃもんをつけるのです。

 

テレビはそうやって見るものだとずっと思っていました。

 

毒実家を出て、テレビ番組を楽しく見るのが普通だと知りました。

それでも、時々ふと「あるわけねえじゃねえか!」という

毒父の声が甦ります。

 

そんな物の見方をする自分がいます。

 

毒親ってどこまでもどこまでも悪影響しか及ぼさないと

つくづく感じます。