以前の日記に何度か登場したAさん一家とは

毒母が車を持っていたから同乗して出掛けることが

たびたびありました。

 

この家はうちとは逆で男の子とその下に女の子。

この男の子が利かん坊で、乱暴でした。

わたしはいろんなおもちゃを壊されました。

 

そのくせ、エレベーターに乗れないのです。

怖いんですって。

 

わたしはエスカレーターに乗れませんでした。

怖かったのです。

 

毒母はわざと自分だけ先に乗って

「早く来なさい!」と怒鳴りました。

下で泣きそうにしていると上の階から

「他の人の邪魔だ!」とか「いい加減にしろ!」と

罵りました。

 

毒母に言わせれば、

「エスカレーターに乗れないなんてどれだけ運動神経が鈍いんだ!

あんたは片輪かさ!?」

 

その言葉が恥ずかしいのと、エスカレーターが怖いのとで

幼いわたしはいつも固まっていました。

 

毒弟が生まれてからは、ますます酷くなる一方で

何度乗ったら、人並みに乗れるんだ!と激怒されました。

 

時々、見かねた通りすがりの人が手を引いて乗せてくれると

毒母はお礼もそこそこにわめいていました。

 

A家と出掛けると、我慢させられるのはわたしです。

だってA家の子供はエレベーターには乗れないんですから。

「あんたが我慢しなさい!」

「A家の子ちゃんが可哀想でしょ!」

そう怒鳴られてエスカレータに乗るのですが

A家の母親が下の子の手を引いて、毒母は毒弟の手を引いて

A家のバカ息子はヘラヘラとおちゃらけて

エスカレーターに乗って上がって行きます。

 

「あたしはね、バッグだって持って

あんたの弟だって連れてるでしょうよ!

なんだって一人で乗らないんだ!!

置いて行くよ!」

 

ある日、毒母よりちょっと年上の女性が

「大丈夫よ。怖くないから。乗り方教えてあげるからね」

そう言って、タイミングを教えてくれました。

 

「ああ!こうすればよかったんだ!」

 

その時は、毒母たちは目指す階があって

わたしが乗れずに泣いている時には、すでにさらに上の階に

向かっていたので、わたしは2度、その女性と練習できました。

 

エスカレーターに乗ることが出来るようになったのは

それからです。

 

普通は母親が教えるのに。

 

 

小学生になってからも乗れるけれど、苦手でした。

だからエスカレーター事件もありました。

 

子供がエスカレータに乗る時、親は気をつけるものだと知ったのは

自分が子供を持ってからです。