その昔、毒祖母が見ていたドラマです。
時々、一緒に見るのですがいつも不思議に思うことがありました。
岡倉家の孫たちは、なぜあんなに言いたい放題で
自分勝手なのに、誰も殴られないのだろう?
なぜ、体罰も受けずに言いたいことを言えるのだろう?
親は殴ればいいのに。
あんな態度や言葉が(一般家庭では)許されるわけないのに。
ドラマの世界はやっぱり嘘なんだなあ。
大人になって、子供を持って
自分の親がおかしかったのだと気付きました。
普通の家庭では、可愛げがないとか
目つきが気に食わないとか
生意気だとか、そんなことで暴行したりしないのですね。
そんな当たり前のことさえ、知らなかったわたし。
中1の時、前の晩に毒親たちに怒られた話を
クラスメートにすると、彼女は憤慨して
それは警察に相談するべきだと言いました。
「人として許されない」
わたしは不思議でした。
「親なんだから当たり前でしょ?」
子供は親に殴られても仕方ない生き物。
「泣き寝入りするの!?」怒りに満ちた彼女の顔は
忘れられません。
普通の家庭では、親の気分や都合で子供を虐げたり
暴行しないのです。
そんな当たり前のことを、ドラマの中だけだと思っていたわたし。
子供を育ててみると毎日が葛藤です。
なぜ、わたしの親はあんなひどい仕打ちが出来たのか?
なぜ、あんなひどい言葉を投げたのか?
なぜ、こんなことさえしてくれなかったのか?
可愛くないから、可愛げがないから、嫌いだから。
そんな言葉で正当化できるようなことではありませんでした。
それをして来た、毒親たち。
わたしは彼らを受け入れいることは出来ません。
親元を離れて子育てしても、渡る世間に鬼はいませんでした。
ただ、わたしの生家には鬼がいたのです。
鬼しかいなかった、が正解だと思います。
まさに鬼畜だと思うのです。