心の処方箋 天界の約束 | 心の処方箋

心の処方箋

日々、笑っていられますように…。なぜ私は生まれたの。何の為に…。

同じ時おなじ時間に、それぞれの時が流れる。

大切な時間の使い方を、、。

人は、人になるために生まれてきた、、。

そして、あなたは今、、、?

 

第七話 神の国日本 ④

 

天界から降りた11人の一行は、

桜とはぐれ、天界の龍雪山に

よく似た御山の麓に着いた。

その御山は薄っすらと

まだ雪が残っている。

夕日が雪に反射して、

まるで光のライトを放ったように

浮かび上がる御山は、

はっとするような厳かな

神気に満ちあふれていた。

 

「なんてきれいな御山なんでしょう。お願いお願い

   天界の龍雪山にも、

  引けを取りませんわねルンルンルンルン。」

声をあげたのは、

黒魔術師 ガブリエル 咲き

この世の役柄は、

歌舞伎役者 紅のお銀キラキラキラキラ

車座のバテレン教会の隣で

八百屋お七おいでおいでの芝居を出し物にしている。

時の売れっ子役者の花形を努めている。

髪は島田に結い上げ、

やや多めに抜いた襟元が、艶っぽい

紅色の紬の着物に吉弥結びの帯が

今のはやりと粋にかっこいい拍手拍手

 

本来、天界では、

森羅万象の気を読み、

相手を戒めるために使う

黒魔術の使い手なのである。

 

「なんて素敵なんでしょうキラキラキラキララブラブ

ちょーかっこいいキラキラキラキララブラブあたいも

こんな着物が着たいなぁータラー。」

(そっちかよ笑い泣き。)

黄色い声をあげてはしゃいでいるのは、

 

風の妖精使い  ゆーりん

 

「うちはガーン、天界で、

          一度もお仕事したことがないばってんがアセアセ

どげんすると??

     務まるとやろか心配ったい?。」

(長崎弁かい!?笑い泣き笑い泣き

頭は丸髷を結、白地に梅の花が描かれた

美しい帯には、龍の形の根付が下げられている。

(良か所の子ばいハートチョキ笑い泣き笑い泣き

彼女のお役は、、

小間物屋の女主人お夕

吉原遊廓出入りのやり手みならい女将なんだ。

(いきなり、、やり手みならい女将ばいチョキ)

 

大丈夫よ、、私なんてもっと大変さー。

両替屋さー。

一族の名にかけて必ずこのお役、

やり抜いてみせるのさー。おほほ、、。」

次に声を上げたのは、、

 

金の魔法使い  ハーデス・ミッチョン

 

役柄は、両替屋 貨幣経済のはじまりの時、

名は、お絹さんと言う。

島田の髪をキリッと結い上げ、

薄いの桃色の絹の布地に御所解模様の刺繍の着物。

大きな文字で両替屋と書かれた黒の長羽織がよく似合う。

(よくわからない、沖縄の言葉を使いたがるが生まれは京都。)笑い泣き笑い泣き

 

両替屋のお絹

 

大店、裏店、老若男女、皆、

粋な計らいの正直者

お絹さんに

助けられることになる。

その徳を持って、お絹は直接

天界と人間界を行ったり来たり出来るのである。

 

つづく、、。

 

みこたラブラブあしあとあしあと