心の処方箋 天界の約束 | 心の処方箋

心の処方箋

日々、笑っていられますように…。なぜ私は生まれたの。何の為に…。

同じ時おなじ時間に、それぞれの時が流れる。

大切な時間の使い方を、、。

人は、人になるために生まれてきた、、。

そして、あなたは今、、、?

 

新やんちゃ姫の旅話 天界の約束

 

第七話 神の国日本 

出逢

 

 ここは、神の国日本、、、大洪水と大地震、火山の噴火で大飢饉が起こり、、

道端には死体の山、、

非人と呼ばれる人々がむしろの上に座って人の人肉を食べている。

大飢饉のために人は食うに困り

人の肉まで食らう

まるで地獄絵図を目のあたりにしたような有様が少し静まり始めた頃。

 

 

 

鏡を通り抜けしそこなった、桜は、天上界から、

この時代にまっすぐに落ちてきた、

大きな山桜の木の桜の精霊たちのおかげで

地面に叩きつけられるようなことは免れた。

 

風が吹けば、満開の桜の花びらが舞う、、。

いつの間にか、、桜は幼子から少女に成長していた。

天界の衣は脱ぎ捨ていつの間にか、着物に似た服を身にまとっていた。

 

笛の音が、、何処からか聴こえてくる。

 

桜の樹の下でひとりの男が龍笛を吹いている。

大きな風が波のように来た、、、。

桜の花が一面をピンクの絨毯に変える。

その時、男は、木の上にいる、桜に気付いた、、。

「ちょっと、あなた、、大丈夫?

 ねー生きてるのですか、、聞こえてますか?」

龍笛を片手に振りながら、、

「んー、、、もやもやもやもや。誰、いい気持ちだったのに、、!なんで起こすかなあ、、ガーンガーン

なんで、、、音符いい音色の笛やめるかなあ、、、ルンルン痛っ、、腕が傷だらけだ」

「どーでもい―けど、、パンツ見えてますよ、、」

「エーッムカムカムカムカ

「丸見えです、、。私的には良い眺めではあるのですが、、。」

「キヤーッムカムカムカムカ

驚いた桜は木の枝を掴んだ。残念!!ボキッ!!枝は折れた。

桜は、、そのまま気を失い、木からもまた、

落ちてしまうのでした。

つづく、、、。

読んでくれてありがとうございますハート