新やんちゃ姫の旅話天界の約束
第五話 黒い学校④
ここは天界と呼ばれるところ
桜一行は、無事、黒い学校の入学式も終え
帰りの道をぶらぶらと歩いていた。あたりは、夕方近くになっており
三日月が薄っすらと空に上って見えていた。
「桜、、、あれなに、、、」
まあくんの声で空を見上げると、何かどんどん大きくなって上から落ちてくるものが見える
「なに、、鳥、、違う、、龍神さん、。」
「あっ」
ドスンと大きな音がした。
徳の蔵のみまわり龍が全身傷だらけで横たわっている。
急いで駆け寄り
「どうしたの、、、大変、、、傷だらけ、、、どうしょう、、。」
慌てる桜に、石ちゃんは、落ち着いた声で言った。
「このままだと確実に死にます。助けるしか無いでしょう、、。」
「えーだめだよ、、あれやるの、、、怒られるよ、、じっちゃんこえーのに、、。」
騒ぐまあくんの頭をボカッ
「いてぇ桜、、叩くなよ、、すぐ叩く、、、」
「言ってる場合か、、死ぬよ、、さあ早く、、やるよ、、。」
素早く三人は円陣を組んで倒れた龍を囲んだ、、、
桜は、まだ習ったばかりの術だが、、自信はある。
持ってきたぐるぐる巻の杖で地面3回叩き、
天高く振り上げた、、、。
「いっせのせ」
空から虹色の光が降りてくる。
倒れた龍神の身体は宙に浮いた。
つづく、、。
読んでくれてありがとなり