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金持道のその先は…②

ダイエットに目覚めたのも束の間、

翌日は、カツとじ定食ご飯大盛り

です。(笑)




何故なら、前述の通り「金持道」は辛

く苦しい道なので、その分、長く歩け

ば歩くほど様々な能力が身に付いて、

どんどん強くなるのですが、「貧乏道

」はその道が楽な分、妥協や諦めが多

くなり、どんどん弱くなってしまうか

らです。

それはまるで、ロールプレイングゲー

ムに登場する勇者の成長に似てい

ます。

強い敵と戦えば戦うほど、勇者の戦闘

能力は高まりますが、戦わない勇者が

強くなることはありません。

そうなのです。

険しい「金持道」では、歩けば歩くほ

ど足腰が強くなるので、平坦な「貧乏

道」に乗り入れるのは簡単ですが、

平坦な「貧乏道」を長く歩いていると

、足腰が弱ってしまい、険しい「金持

道」に乗り入れることが、非常に困難

になってしまいます。

それなら、最初から最後まで「金持道

」を歩き続けるのが良さそうなもので

すが、実はそうでもないのです。

「金持道」を歩き続けると、自らの

成長ややり甲斐を手にすることは出来

るのですが、心の豊かさや平穏を手に

入れることは出来ません。

ビジネスの世界で成功を欲しいままに

した、あのスティーブ・ジョブズでさ

え、死の間際には、自らの仕事漬けだ

った人生を悔いたと言われています。

だからこそ、歩きたいだけ「金持道」

を歩き切ったのなら、ある時から、

ゆったりと「貧乏道」を満喫するのが

幸せな人生なのだと思います。

ただ、だからと言って、最初から最後

まで平坦な「貧乏道」だけを歩るくの

は、自己成長ややり甲斐といった、

人生の醍醐味を味わえません。

僕の考える理想的な人生とは、最初は

「貧乏道」でたっぷりと欲望を蓄えて

、その渇望から「金持道」をひた走り

、物質的にじゅうぶんに恵まれたのな

ら、人様のお役に立つために、ゆった

りと「貧乏道」に歩き出せば良いのだ

と思います。


-金持道のその先は… 完-



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