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僕の大切な出世ボクロ②

ワタリガニのパスタを、自分でも作っ

てみました。

感想は、食べにくい…(笑)




しかし数年後、僕はこの忌々しいイボ

に、何度も助けられることになるの

です。

最初に授かった息子は、夜泣きの帝王

でした。

昼間はスヤスヤと天使の様に眠り、夜

になるとギャーギャーと悪魔の様に泣

き叫ぶのです。

僕は、夜中になると自分の住むマンシ

ョンを、何周も歩き続けていましたが

、ある夜、その泣き声がピタリと止ん

だのです。

不思議に思い、抱き上げた息子を見る

と、僕の首の後ろにあるイボを不思議

そうに見つめていました。

そうして、おもむろに僕のイボを不器

用な仕草でいじり始めたのです。

それ以来、上の息子が泣き始めると、

僕のイボを触らせれば、ピタリと泣き

止んだので、僕のイボは第三の乳首と

呼ばれて敬われました。

その後も、イボから劇的な出世を遂げ

、第三の乳首となった僕の元ホクロは

、子供達の成長とともに、パパの電源

を切るスイッチになってしまいま

した。

これはなかなか大変でした。

僕がどんなに忙しくても、そのスイッ

チを子供達が押すと、電源が切れてし

まうという演技をしなければなりま

せん。

それからの僕は、スーパーで買い物中

であっても、食事中であっても、子供

達に首のイボを押されると、完全に動

きを止めなければならなかったの

です。

そんな僕のイボも現在では、出世魚の

様にホクロ→イボ→第三の乳首→

スイッチとなり、最終的には大切な思

い出となりました。

今でも、首のイボを触ると楽しかった

色々な思い出が蘇る、不思議なスイッ

チになっています。


-僕の大切な出世ボクロ 完 -



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本日のわらチャン。



僕が東京出張の間、友人の家でおとな

しく留守番をするわらチャンなの

です…



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