【イノベーション喚起の善循環】

①行動動機→②行動を起こす→③ご褒美を受ける→
④①に戻る


①インプット→アウトプット→メリット→
④①に戻る



【新商品開発の工程例】

①アイデアを考える→企画書を作成する→ご褒美を受ける→
アイデアを考える


自分に合った環境で、自分の好きな方法を用いてアイデアを発想する事が、継続性と質の高さを両立できるのです。

そして、それを形にする事が最も大切です。

また、この段階の活動では自分に対するメリットが希薄なので、
自分に自らご褒美を与える事で継続性をより高いものにし、習慣として落とし込めるのです。

この段階で大切なのは、アイデアや企画書の質ではなく量なのです。

楽しみながら量をこなす事で、質は後からついて来るものです。


②商品を開発する→商品を紹介する→お客様に感謝を頂く→
商品を開発する


ここでも継続性の高さが大切ですので、お金の掛からないシンプルな仕組みを作る事が最も重要です。

量をこなせる事で、質は必ず高くなって行きます。

アイデアや企画書と同様に挑戦出来る体質作りが必要なのです。

ただし、価格以外でお客様に感謝頂ける商品が前提で、それ以外は紹介しません。

そして、この段階から自分へのご褒美に加えて、お客様からの感謝が新たにメリットとして加わるのです。

お客様の感謝が加わる事で、インプット→アウトプット→メリットと自己完結していた水平サイクルが、少しずつ上昇を始めて、スパイラル(螺旋)へと昇華していくのです。


③商品を改良する→商品を紹介する→お客様に感謝を頂く→
商品を改良する


ここで重要な事は、お客様の要望や事前に予想出来る要求を基に、更に大きな感謝を頂ける様に改良や改善を加える事です。

その事により、発生したスパイラル(螺旋)の上昇気流は更に大きなエネルギーを得て、大きな渦へと進化して行きます。

④商品を移動する→商品を紹介する→お客様に感謝を頂く→
商品を移動する


ここでのポイントは、お客様の要望や事前に予想出来る要求を基に、商品に改良を加えながら、そのフィールドをライバルの少ない所に、少しずつ移動させる事が重要なのです。

その、商品を移動させるイノベーションにより、初めて差別化された商品が生れるのです。

また、そのイノベーションは新商品だけでなく、既存商品にも大きな進化をもたらします。

⑤差別化された商品を開発→商品を紹介する→お客様に感謝とお金を頂く
   
ここで初めて、お客様からの感謝に加えてお金が頂戴できるのです。

本当に、お金は後から付いてくる物なのです。


これが、イノベーション喚起の善循環ですが、この仕組みの説明だけでは実際の活動に繋げにくいし、身近にイメージ出来ないと思いますので、次回はイノベーション喚起の善循環を具体的な事例を交えて説明していきます。