固定概念という病に罹患すると多くの症状が表れて、患者だけでなく周囲にも広く伝染するのです。

そして、同様の現象が多くの中小企業をダメにしています。

【固定概念に罹患した患者の症状】

①評論家型= 自分は挑戦しないが、他人の挑戦結果の評論家になる。

②言い訳型= 挑戦しない言い訳ばかりが上手になり、挑戦しない事を正当化する。

③思い込み型= 自らに限界を作り、自分には挑戦資格が無いと考えている。

④計画倒れ型= 結果を望むあまり、どう挑戦するかを考え過ぎて結局は挑戦しない。

⑤現状維持型= 変化を恐れて現状維持を望み、後悔はするが挑戦は出来ない。

⑥他責型= 周りの人や環境が悪いので、自分は挑戦出来ないと考えている。

サラリーマン時代の私は、この六つの症状全てに当てはまる複合型の重篤患者でした。

そして多くの方に、固定概念ウイルスを伝染させた感染源でもあったのです。

この苦い経験と後悔から、自らをイノベーション体質(固定概念ウイルスに強い)に変化させる事が本当に重要だと痛感しているのです。

人が純粋に思う「変わりたいのに変われない」裏側には、それを許さない「外的な阻害要因」と、それ以上に強力で複雑な「内的な阻害要因」が大きく立ち塞がっているのです。