イノベーションが何故身に付かないのか?

それは、固定概念が原因!!

そう。

固定概念は意識せずに自然に身に付く物で、垢なんかと同じです。

生活習慣の固定化からどんどん生まれてきます。

そして、身体にこびり付いてなかなか離れてはくれません。

むしろ、時間の経過と共にどんどん増えていきます。

毎日同じ時間に起きて、毎日同じ場所に出勤して、毎日同じ作業をして、毎日同じ物を食べる。

毎日同じ人と働いて、その人達と同じ行動や髪型、服装を強制される。

それが当たり前。

そこからはみ出すと、ワガママな人、コミュニケーション能力の低い人とレッテルを貼られます。

だから、自然と自分で考える事を止めて、人の行動や思考を真似る様になるのです。

そして、自分の行動や思考を固定化してしまう。

これで、イノベーションを身に付けろ!!は土台無理な要求です。

泣いてしまいます。

これが、環境がもたらす外的な阻害要因です。

もう一つは、自分自身がもたらす内的な阻害要因です。

これは誰にでも覚えがあるはずです。


毎朝行く同じ喫茶店、いつもの店員に笑顔で挨拶、いつもの席に、いつものメニュー、いつものスポーツ新聞。

全くストレスが無い状態。

安心だし、慣れている、習慣だから変えたくない。

むしろ変えるのが怖い。

実はこれ、以前の私の事です。(笑)

国や会社は、管理しやすい様に秩序を求めて個性を嫌います。

(良い事です。)

また個人も、安定や安心を求めて変化を嫌います。

(これも、しょうがない事です。)

そして、どんどん固定概念が生まれて来るのです。

(経験値の量=固定概念の量)

これでは、絶対にイノベーションは湧いて来ません。

じゃあ、その矛盾した環境をどう変えるのか?

それは、秩序の中に矛盾を取り入れる事です。

日常の中に、非日常を作り出すという事なのです。

まず、外的要因である環境を少しずつ変化(自分が好きな事や、興味の有る方向に)させる事により、内的要因に働きかけて感情の変化を促すのです。

そうする事により、イノベーションを起こしやすい体質作りを行います。