この「わらしべ長者への道」を書くキッカケとなったのは、コンサルタント契約を頂くお客様と、共通の言語を持つ事でよりスムーズな活動を促す為でした。

しかし、わらしべ長者への道半ばの未熟な私が、恥をかく事を承知で、多くの方に読んで頂こうと思ったのには、二つの大きな理由が有ります。

一つは、「変わりたいのに変われない」と、苦しんでおられる方々と一緒に変わって行きたいと考え、その方々の変わるキッカケや行動の一助になればと思ったからです。

もう一つは、すでに変わられた方々から広く教えを請い、未熟な私に対してご指導を頂きたいと考えているからです。

私もサラリーマン時代「100円のサンマ状態」から抜け出そうと苦しんでいました。

何が原因なのか?

どうすれば変われるのか?

そして何回も失敗を繰り返して来ました。

そこで色々な方に助けて頂き、色々な方から教えて頂き、自分なりにも経験して考えた事をまとめた資料が、この「わらしべ長者への道」なのです。

難しい事は書けませんので(自分の力量の問題で)書いていません。

私自身の失敗談がいっぱい詰まっているだけです。(笑)

ですから、お暇な時にでもお読み頂き、何かのキッカケになれば嬉しく思います。


ここからが、「わらしべ長者への道」の1歩目です。


中小企業の社長の悩みは(個人の方も)、働いても、働いても儲からない。

新しい事にチャレンジしたいが、時間は無いしお金も無い。

それが延々と続くから、気力が失せるし借金は増える。

でも、何とかしてこの悪循環から抜け出さないと…

これが切実な心の声です。

私が出会った社長や個人でサラリーマンの方も、多くの方が同様に悩んでおられます。


私はこれを、100円のサンマ状態と言っています。


これは、提供する商品やサービスが差別化されていない為に、ライバルとは価格だけを争っているので利益率が低く、利益率が低いから大量に販売しないと儲かりません。

差別化されていない商品やサービスを、大量に販売するには時間とお金が掛かります。

だから、時間とお金の足りない状態が延々と続くのです。

これで儲かるのは、お金や時間を沢山持っている大企業だけです。

理想を言えば、お金や時間には縛られたくないのですが、そんな理想とはほど遠い状態です。


では、この「100円のサンマ状態」からどうやったら抜け出せるのでしょうか?


それは、「秋の味覚なら、100円のサンマにならず3万円のマツタケになる。」という事です。


サンマは日常品で多くの人が求めているが、大量に市場に出まわっているので価格が安いし、誰にでも簡単に手に入るから利益率も低い。

一方、マツタケは非日常品で求める人はそれほど多くないが、市場に出ている数量はもっと少ないので価格が高い、誰でも簡単には手に入らないから利益率も高い。


では、サンマからマツタケにどうやったら変化出来るのでしょうか?