一週間ぶりの息子~ヘルプが言えるようになりました~ | 笑う門にはたくまが来たる~発達凸凹っ子の子育て日記~

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発達凸凹なたくまを子育て中。大変なことは山ほどあるけど、笑ってたら良いこともある!笑うのが大好きなたくまと母ちゃんです。

昨日退院して、たくまと一週間ぶりに会いましたー!!!

 

感動の再会でした泣き笑い ←大袈裟

 

 

クローバー自己紹介クローバー
 

赤ちゃんたくま

 

2011年生まれの息子。発達凸凹な自閉症スペクトラム。知能に遅れのないアスペルガーです。書字障害診断済み。

 

小学2年生まで支援級情緒クラスに在籍していて、3年生から普通級になりました。

いま中学1年生。

 

お母さんなるみ

たくまの母ちゃん。

趣味は小説を読むこと。

 

お父さんゆう

夫。たくまの父ちゃん。超絶マイペース。

趣味は筋トレ筋肉

 

ルンルンよろしくお願いしますルンルン

 

 

17時くらいに疲れた様子で帰ってきたたくま。

 

私はまだ体調が良くないので、休憩をはさみながら晩御飯の準備をしてた。

 

最初はリビングの椅子に座って話していたけど、私が家事を始めるとたくまも台所まできてしばらく話してたデレデレ

 

たくまも寂しかったんだろうなぁ悲しい

 

楽しそうに話すたくまを見てる時がすごく幸せ。

 

無事に帰って来れてよかったとしみじみ思った。

 

 

 

 

ここに書いてる様子だけで分かると思うけど、たくまと母ちゃんはすっごく仲良しキメてる

 

思春期男子としては珍しい色々話してくれる子です。

 

小学校高学年くらいから素っ気ないところは出てきたけど、周りの男の子に比べるとたくさん話してくれる方。

 

発達が遅いのかなと考えたこともあったけど、今のところ性格と育て方の影響と判断してます。

 

 

 

 

というのも、幼い時から「周りにヘルプを言える子に育てる」のが目標の一つだったため。

そのために、日常的にたくさんたくまと話すようにしています。

雑談の中でポロっと出ることもありますしね。

最初はむしろそういうことの方が多かったかな。

 

「ヘルプを言えるように」は最初の主治医の指示なんですよね。

 

・困ったことを話してくれた時に、子供が不適切な行動をしている場合があっても、頭ごなしに怒らない

・困ったことを話してくれたことに対して褒める

 

↑↑↑ここまで医師から教えられたこと↑↑↑

 

↓↓↓母ちゃんが独自に考えて行動したこと↓↓↓

 

・速やかに担任に連絡して相談、解決

・担任に感謝を伝える(←重要 ここでは省きますが担任との関係づくりも大事です)

・たくまに「早めに相談してくれたからすぐ解決した」ことを伝えて印象付ける、褒める

・大きな問題になったら解決できなくなる場合もあり、小さな問題の時に話してくれたことの素晴らしさを語る

 

この積み重ねで、小さな問題のうちにすぐ対応するから速攻で解決するようになりました。

 

 

私の勝手な印象ですが、先生に言いつける子は「チクリ」と悪口を言われてしまうんじゃないかと心配してましたが、そういうことはなかったです。

たくまがまだ小さい頃に、言い返せないとイジメられると思って言い返すことを何度も教えましたが、たくまは性格的に無理でした。

ただ親や先生にすぐ相談することができるので今のところ全く問題ありません。

たくまにちょっかいを出すと適切に処理されるので、ちょっかいを出す対象にはならなかったようです。

 

むしろ、逆パターンの方が状況が悪くなっていたと思います。

6年生の時に同じクラスで、自分で言い返している男の子がいましたが、親に相談をあまりしないお子さんでした。(親と知り合い)

特性があるお子さんです。(ずっと普通級です)

クラスでその子の発言や存在が軽視されるようになり、立場が悪くなっていました…。

イジメまではいってなかったと思います。

ただちゃかされやすいというか、きついことを言ってもいい存在と認識されたんじゃないかと思います。

たくまはその子を見て心を痛めていて、お母さんに相談すればいいのに…と家で言っていました。

それを直接伝えても親には相談しなかったみたいです。

心が強いお子さんなので大丈夫だとは思いますが、思春期って周りが荒むのでね…。

そのお子さんの今後の環境が悪くなければいいなと心配してます。

 

 

 

もし子供が相談してきても、親が自分の状況で手一杯な時は感情的に怒ったり我慢しろと言ってしまいがちですよね。

特に多少子供に非がある場合は「なんでそんなことしたの!」と詰りたくなりますよね。

そのたった一度の経験が失敗体験になり、「誰に何を言ってもどうにもならない、我慢するしかない」と飛躍した答えを出してしまうかもしれません滝汗

極端なんでね…。

厄介なことに、これがその子の行動パターンに組み込まれちゃうことがあるんですよねぇ。

で、我慢し続けて一人でもがいて苦しんで、でも周りは大人に怒られないからエスカレートするわけです。

いよいよ問題が大きくなりすぎてやっと発覚したころには、大人の介入でどうこうできる問題じゃなくなってるんです。

ってなことを主治医が言ってました。

だから、ヘルプを出せるようにしておきなさいと。

 

私もたくまが悪循環に陥ったときの想像ができてしまったので、たくまがそうならないように、細心の注意を払ってきました。

それでも「なんでもっと早くに言わないの!もう夜だから先生に電話できへんやん!」と怒ってしまったこともあったなぁ滝汗

その日のうちにたくまに謝り当日中に相談してくれたことにお礼を言いました。

そんな積み重ねで、お母さんに相談しとけば間違いなしという雰囲気ができました。

そしたらね…子育てがすごく楽になったんですよねニコニコ

 

 

たくまは小学校6年間、大きな問題はありませんでした。

唯一、ちょっと怖かったのは3年生の時に複数人からボールをぶつけられたことですかね。

イジメに発展するんじゃないかと心配しました。

2日後くらいの比較的早めにたくまが話してくれて、でも加害者達は「ぶつけてない、パスしただけ」と嘘をついたんですよね。

先生の聞き取り方も悪くて、一人ひとりじゃなく複数人に聞いたから口裏を合わせられてしまいました。

で、ぶつけてないけどごめんね、という謝罪で一旦終わりにされました。

が、珍しく帰宅したたくまが納得しませんでした。

「みんな笑いながらボールをぶつけてきた、足に当たったからパスではない」という理由に母ちゃんも確かにと思い、再度先生に連絡帳でメッセージを書きました。

理由を添えて、もう一度、聞き取りをお願いします、と。

すると、担任が現場にいた別クラスの子を個別に呼び出して話を聞き、その子が白状して嘘が発覚したんです。

別クラスの子は嘘ついて口裏を合わせてるって知らなかったから。

それでようやく、ちゃんと謝ってもらい、たくまは納得してスッキリしてました爆  笑

加害者達は泣いてたそうです。

あとでみんなで校長室に呼び出し食らってました。(なぜかたくまも一緒に)

担任からは謝罪と、感謝されました。

3年生くらいから知恵がつくし嘘も増えるらしく、この時期に嘘をついて罪から逃れられるという経験にならなくてよかったと。

 

この事件が、たくまと母ちゃんにとっても、ターニングポイントだったかもしれません。

「母ちゃんに相談したら間違いない」とたくまが思ってくれるようになった決定的な出来事だったように思います。

あれ以降、当日中に相談してくれるようになりました。

正直、母ちゃんもしんどかったんですが、たくまを信じて、先生を信頼してお任せして良かったです。

 

 

 

2歳の頃から心がけてきて早10年。

 

たくまは立派にヘルプが言える男になりました!