今のお金って、どういうもの? | -

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あなたはお金が好きですか?

ボクはお金が大好きです♪

さて、ざっくりとですが、お金を話をしましょう

これを “イメージだけでもいい” から知っておくと、いろんなことが分かってきます。

それでは始めましょう♪

○物々交換からお金が生まれた

昔、お金がなかったころ、人は物々交換をしていました。

ところが、魚と野菜を交換するとなると、傷んだらダメなので、それらを仲介する役目としてお金ができました。

このお金というのは、ある程度の価値がないと、役目が果たせません。

そこで金や銀などをお金として使っていました。

ただ、金や銀だと重くなるので、そのうち紙(紙幣)を使うようになります。
この紙幣を交換所に持っていくと、相応の金や銀と交換してくれました。

「その紙幣は金や銀と交換できる」という信用があるから、社会で使うことができるんですね。

○お金ができてからの問題…

こうして社会でお金が使われていって、社会が動きます。

そして、それに合わせて社会の経済が大きくなっていきます。

すると、ある時、問題が起きてきます。

それは、社会で使うお金が足りなくなってくるのです。

金や銀が増えるよりも、社会の経済が早く大きくなっていくのです。

これは、「社会(のモノやサービス)>お金」ということです。

「(社会の)モノの方がお金より多い」

これを言いかえると、「物の価値(物価)が下がる=デフレになる」ということです。

デフレになると、今の状況と同じようなもので、経済成長ができなくなってしまいます。

これではダメなので、国(政府)は、お金を金や銀と交換できるものではないようにします。

そうしないと国の成長が止まりますからね。

○お金はモノじゃない…?

さて、しばらく前に「紙幣(お金)は金や銀と交換できるから信用される」と言ったのを覚えていますか?

少し考えてほしいのですが…
①お金を信用するのは誰でしょうか?
②そして誰が信用させるのでしょうか?

①信用するのは国民です。
②そして信用させるのは国(政府)です。

この時の「信用の根拠」は、「金や銀との交換」でした。

ただ、お金を使える場所は、基本的に国(政府)の影響力がある範囲までです。

その範囲までは、国(政府)が保証しているのです。

ここまでは大丈夫ですか?

国が保証してくれるのであれば、お金が金や銀に交換できなくても困らないですよね?

そこで国(政府)は、お金を「金や銀を根拠にしたもの」から「国(政府)の “信用” を根拠にしたもの」に変えました。

国の成長を金や銀の(少ない)量に邪魔をされたくないからです。

○お金は…

ここまで長々と話しました。

それは…
「“今” の “お金の根拠” は金や銀ではなく、“国(政府)の信用” だ」ということ

これを言いかえると…
お金(の概念)は金や銀(モノ)ではなく、信用である。
お金はモノではなく、信用である。

これをしっかり覚えてほしいんです。

有名な経済学者や一流大学の大先生の中にも、この「お金はモノではなく、信用である。」を知らない、あるいは忘れている人がかなりいます。

しかし、このお金に関する基本中の基本をまちがえて、その上で経済を論じたらまちがえた答えを導き出します。

そして、それを多くの人たちが信じてしまい、その結果としてまちがえた経済政策が行なわれてしまうのです。

大事なことなので、最後にもう一度

お金はモノではなく、信用である。

お忘れなきよう…