長い整体師人生の中で、日々の健康の大切さを感じています。信仰深かった祖母の教えを元に、心と体が健康になり、生き方が楽になるお話をします。
最近見たドラマの中で、とても印象に残るセリフがありました。「本当の復讐は、自分が幸せになること。」この一言が、ずっと心に残っています。ドラマでは、恋人に浮気をされ、ひどい別れ方をした女性が登場します。彼女は深く傷つき、相手に復讐したいという思いに駆られます。そして親しい友人に相談し、二人で復讐を実行しようと決意します。しかし、いざ行動に移そうとしたその瞬間、彼女は立ち止まりました。不思議に思った友人が、「どうしてやめたの?」と尋ねると、彼女は静かにこう答えます。「本当の復讐は、相手の不幸を願うことじゃない。自分が幸せになることだと思う。」私はこの言葉を聞いた時、「その通りだな」と深く感心しました。もちろん、自分を傷つけた相手に仕返しをすれば、一時的には気持ちが晴れるかもしれません。しかし、それで本当に幸せになれるのでしょうか。復讐を考えている間も、心の中は相手のことでいっぱいです。怒りや憎しみを抱え続けることで、自分自身の心が疲れ、過去に縛られ続けてしまいます。場合によっては、その出来事がトラウマとなり、人を信じられなくなったり、新しい一歩を踏み出せなくなったりすることもあるでしょう。つまり、相手に人生を支配され続けている状態とも言えるのです。一方で、「もう終わったこと」と気持ちを切り替え、自分の幸せのために前を向いて歩き始めることができれば、その瞬間から人生は大きく変わります。幸せな毎日を送り、笑顔で充実した人生を歩いている姿こそ、相手にとっては何よりの「復讐」になるのかもしれません。この考え方は、恋愛だけに当てはまる話ではありません。いじめ、セクハラ、パワハラ、職場での裏切り、人間関係のトラブルなど、私たちは人生の中で理不尽な出来事に遭遇することがあります。もちろん、犯罪や重大な権利侵害については、法的な手段を取ることや、適切な機関へ相談することが大切です。しかし、それとは別に、自分の心の中でいつまでも相手を憎み続けることは、自分自身を苦しめ続けることにもなります。だからこそ、「相手に勝つこと」よりも、「自分が幸せになること」を目標にした方が、人生は豊かになるのではないでしょうか。誰かを恨み続ける時間は、自分の大切な人生の時間でもあります。その時間を、新しい出会いや趣味、仕事、家族との時間、自分自身を成長させるために使った方が、はるかに価値があります。ドラマの主人公は、復讐をやめた瞬間に、新しい人生への扉を開いたのだと思います。過去に縛られる人生ではなく、自分の未来に希望を持って歩き始めることを選んだからです。本当の復讐とは、相手を不幸にすることではなく、自分自身が心から幸せになること。そんな生き方ができる人こそ、本当の意味で強く、そして幸せな人なのではないでしょうか。
「なったものでなければ、経験したものでなければ、人の痛みはわからない」とよく聞きます。実際、人の痛みは、自分にはわかりません。価値観が違うし、感受性に差があり、もし同じ体験をしてもまったく同じ苦しみとは限りませんが、確かに同じ体験をしたものであれば、その人の苦しみはかなり理解できます。例えば、患者と同じ病気を体験をした 医師は、患者の気持ちがわかります。同じ病気でなくても、自分が病に苦しんだ経験や死の恐怖を味わった経験があれば、患者の思いに添った対応が出来ると思います。しかしそのような経験が無い医者の方が多いと思います。経験が無いと人の痛みは全くわからないか、と言えば、そうではありません。人間は、自分の人生の中で悩み苦しんだ経験があれば、まったく同じ悩みでなくても、人の苦しみを想像することは出来ます。もし、血液検査をして、CTやMRIの検査をして、尿検査をして、その結果を伝え、薬を処方するだけの医者なら、今、はやりのAIで置き換えることが出来る無用な医者でしょう。人との関わりで、最も大事なことは、想像力です。その人と同じ経験をしていなくても、その人の苦しみや痛みが自分の身に起きた時、どのように考えるか、どのような言葉をかけてもらいたいか、イメージすることが出来る人。私は人の痛みが分かる優しさの原点は、経験だけでなく、想像力だと思っています。