19日未明、『日本vsオーストラリア』が行われた。

日本は序盤、優勢に立つも先制点は生まれず。

力の差はなくどちらに先制点がもたらされてもおかしくない試合はこび。

前半はお互いチャンスらしいものもあまり作れず、予選突破を見据えた戦いとなった。

 

『オリンピック』

日本は初戦・第二戦と後半に力を発揮し、後半だけなら互角に戦っていた。

二戦とも前半に点を取られた結果、後半に力を出しても勝てなかったという残念な戦いとなった。

一番悔しい思いをしてきたのは選手たちだろう。

しかし、これが今の日本の力なのだ。

相手を見て力を出すとか、負けているから力を出すとかと言う戦い方は世界では通用しない。

モチベーションを自分達で作りだし、90分で勝ちきることを出来るようにならなければこの先オリンピックに出場することも叶わぬようになるだろう。

そしてこの第三戦、前半を0-0のスコアレスのまま終え、後半型と言われる日本にとって勝つには絶好のチャンスとなった。

後半は予想通り日本ペースで進んでいった。

日本は多彩な攻めを見せ相手ゴールに迫った。

前田と水野を投入し勝利を狙いに行く姿勢を見せた。

前田はこの試合で初出場を果たす。

一方、オーストラリアは攻撃と言えばFKからという数少ないチャンスしかなかった。

明らかに後半の力の差は歴然としていた。

しかし先制点をモノにしたのはオーストラリアだった。

そのときTVのアナウンサーが言った一言が妙に心に残った。

『オーストラリアの攻撃は、このFK(セットプレー)のみになりました』

この直後のFK(セットプレー)から先制点を許した。

GKのミスを突かれた形となった。

日本はこの試合、勝つか引き分けなければならなかった。

そして時は後半。

誰しもが、諦めかけた。

 

 

『遅すぎる闘志』

先制点を奪われた日本はDF増嶋を下げ、森本を投入し超攻撃的に行くことになった。

オーストラリアは完全に引き気味にポジションを取り、明らかに攻める意識がなかった。

先制点後、大半が日本の攻撃がブラウン管に映し出されていた。

僕は、一勝も出来ずに予選突破するのはこの選手たちによくない、と思っていた。

出来ればこのまま負け、悔しい思いをして欲しかった。

しかし神様はもう一度だけチャンスをくれた。

後半42分の出来事だった。

こぼれ球を拾った梶山がキープする。

シュートを考えつつもスルーパスを送る。

そこに前田が飛び出して右足でギリギリキーパーの手をはじき同点ゴール。

ほんとにギリギリのところで神様はチャンスを与えてくれた。

その後は落ち着きを取り戻した日本は終了のホイッスルを同点のまま聞いた。

後はベナンの結果に託すことになった。

 

 

『気持ちの面が弱い日本』

この試合、前半から平山の動きが鈍かったの言うまでもなくTVに映っていた。

足元のボールの落ち着きが悪く、ハイボールの落下地点の読みも甘かった。

上でも下でも平山はターゲットになれなかった。

この試合を勝てなかった原因は平山にあるだろう。

しかし、平山が押さえられたときの戦い方が淡白すぎるのはこの先命取りになることは間違いない。

平山がダメならロングボールはやめ、つなぐサッカーをしていかなければならない。

つなぐサッカーを意識させれば平山の高さもまた効果的に使えるようになる。

そういった、試合中に修正する力を養っていかなければ、勝てる試合も勝てなくなる。

その上、選手全員に落ち着きがなくパスミスが多い。

コミュニケーション不足もあるだろうけれど、そうじゃなくみんなが他人任せ過ぎるのだ。

奪ったボールを後ろに返し、近くに相手選手がいる選手に渡すと言ったサッカーではありえないミスを犯し続けていた。

一人・二人が上手いだけではサッカーは勝てない。

選手全員が選手全員で試合をしなければ絶対に勝てないスポーツなのだ。