笑いのマニア俺巨乳!~海賊を目指して~
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

爆裂パニックボンバーヘッド森川


街を歩けば誰もが振り返る。

バイトの面接に行けば誰もが震え出す。

友達でさえ、、

いや、親でさえも俺の頭を見ればパニックになるのだ。

何故ならば俺は

頭の寝癖が布団に突き刺さったまま生きているからな。


もう布団邪魔っ!!!

だって前も後ろも見えないんだもん。

後ろは元々見えないけどねグッド!

てゆーか今も何っ??

このクイーンサイズの布団何なんっっ?

いつからだろう、、

首の太さが胸囲を超えたのは。。

そう、

俺の通り名は

爆裂パニックボ


優しさ空間


こないだ電車に乗った時の話。

空いた車内で優先座席に座って居た二十歳ぐらいの金髪ピアス男。

いかにもヤンキー丸出しの風貌で
深く被った帽子の奥で
携帯をいじりながらニヤニヤしていた。

しばらくして3つほど駅を越えた頃、
車内が混雑してきた。

四つ目の駅に停まった時、一人の女性が金髪ピアスの前に立つ。

すると、携帯をいじっていたピアス男が
目の前の女性に何かを言った。

目つきの悪さから、何か文句を言ったのだろうと俺は思い

何だアイツは、、

と見ていると、

ふてくされた様な表情で男は立ち上がり
隣の車両に行こうとした。

その時、女性が言った。

ありがとうございます!

って。

よく見ると、女性は妊婦さんの様だった。
彼女は小さなストラップを持っていた。

お腹はほとんど目立たなくて
俺にすら妊婦さんには見えなかったのに
妊娠してますって小さく書かれたストラップに気付き
誰よりも早く席を譲ったピアス男。

俺自身、たまにお年寄りに座席を譲る時があるが
それでも少しの勇気が必要だから
妊婦さんに座席を譲った彼が
とてもとても輝いて見えた。

ここまでなら、
なんだ、ただのちょっといい話じゃないか、、

と思うだけだろうが、

この話はこれで終わらない。


立ち去ろうとする彼に

ありがとうございます!

と妊婦さんが言った時、

彼は振り返って帽子を脱ぎ
照れ笑いをしながら
会釈をして去っていった。

妊婦さんは感極まって
目に涙を浮かべてるようだった。

そして何故か俺は涙がポロポロこぼれてた。

本当に素敵な瞬間に居られた事、
妊婦さんの笑顔、ヤンキーだと思い込んだ自分の恥ずかしさに
涙がポロポロこぼれてた。

気付けば車内が静まり返ってる様に思えた。

そして、、

気付けば乗り過ごしていた。

アンタ何でそんなおもろいねん

ここは、とある現場の休憩所。

その休憩所の前でボーッとしていると
休憩所の中から明らかに不機嫌なオッサンの怒声が響いてきた。

『ワシら子供の遊びで来てるんやないで!!』

監督『そう言わないで下さいよ』

『アホか!こんなもん帰って何言われるか解らんやろが!』

監督『そんな事は無いでしょ。。』

『お前、これ見ておかしいと思わんのかい!やってられるかー!!』


オッサンの怒りの激しさに興味が湧いた俺は
そっと窓から覗いてみた。

するとオッサン、、

作業ズボンの膝から下、

びっっっしり

くっつき虫が付いていた。

お前どこおってん!!!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>