おはようございます。空彦です。
ブログ訪問ありがとうございます^_^
部活について、昨年と同時期に記した文章を見つけました。
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「勝利を呼び込む《かきくけこ》」
週末、部活動の大会引率に行き、試合の待ち時間に降りてきた言葉がありました。
自分の力を最大限発揮するために必要な言葉と受け止め、まとめることにしました。
①感謝
金メダルを取ったオリンピック選手がインタビューで「感謝」を口にする場面は多くあります。
勝ったから感謝するのではなく、感謝をする習慣があり、自分の力を最大限発揮する土台があるのではないでしょうか。
感謝をしていると幸福です。感謝をしていると他の存在とつながります。戦っているのは自分一人ではなく、多くの力を味方につけられるのです。
②氣持(氣付、希望、氣合)
あきらめた瞬間に勝利や成功は、自分は必要ないのだと感じて立ち去っていきます。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」(スラムダンクの安西監督)という言葉は真実です。
希望を失わない限り道はあります。氣合で壁を突破するチャンスはあります。氣付で勝機を見出すこともできます。
③工夫
どうやったら上達できるのか、強くなるのか、勝てるのか、成長できるのかという向上心があるから工夫が生まれます。
工夫をすることで苦労は楽しみに変わります。ピンチの裏に隠れているチャンスを引き出すことができます。
工夫とは、今ある自分にあるものをどのように使えばいいのかという選択でもあります。今あるものを使い切るという覚悟であるかもしれません。
④稽古
技術や精神力を身につけるのは、なんといっても稽古です。あきることなく続ける継続力です。
元池田高校野球部監督、蔦文也氏の言葉に、「鍛錬千日之行 勝負一瞬之行」というものがあります。
自分を練り鍛えること。それはつまり、人間力を高めることと言ってもいいかもしれません。勝負どころでは、普段の自分の姿が現れます。一瞬の勝負のために、時間をかけて自分という人間を育むのです。そして、その情熱がある人は勝負の場でグンと伸びます。
⑤幸運
勝負は時の運とはよく言います。その運を味方につけるにはどうしたらよいかということは普段から考えて、実践しておくべきことです。
もしも、神様がいるとするなら、どのような人を応援したくなるかという視点で日々を過ごすことで幸運は引き寄せられるでしょう。
例えば、一緒にいて楽しくなれる人(他の人が過ごしやすい環境を創れる人)や当たり前のことを当たり前にできる人、日々を丁寧に生きている人です。
「ゴミ拾いは幸運拾い」。ある高校野球児が言っていた言葉です。
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私が、試合前に祈るのは「部員が勝ちますように」ということではありません。(勝負に勝ってほしいと強く願っているのはもちろんで、という前提で読んでいただきたいと思います。)
私が試合前に祈るのは、「部員が最大限に力を発揮できますように」ということと、「部員の魂にとって一番喜びと学びの多い結果になりますように」ということです。
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もうすぐ市総体の監督会があり、試合の組み合わせを決めるクジ引きがあります。
「長い目で見て、その試合での経験が部員の人生にとって、より良い糧となるような対戦相手にしてください」と祈ります。
一つでも多く勝てるようにと、格上の相手との対戦を避けがちですが、これまで部活動の指導をしてきて「強い相手とやれて良かった」という言葉を残した子どもたちも少なくはなかったものですから。
負け惜しみではなく、自分のベストを発揮できた充実感からの言葉であったのだろうと思っています。
上に記したように、最初から勝利を放棄するわけではありません。ただただ、部員たちが持てる力を存分に発揮してほしいということです。
全国各地で、中学三年生の最高の舞台となる大会が近づいています。最後の試合にしたくないという強い想いは、通常の試合とは違う独特の雰囲氣を発します。
ホントは勝たせてやりたいのです。喜ぶ姿を見たいのです。ひとつでも多く、一緒の時間を共有したいのです。
みんなみんなそうだから、勝負の神様はお困りになるかもしれませんね。