1月30日
経食道心エコーの鎮痛剤のせいだろう、昨晩は8時くらいに寝てしまった。今日は午前中に貯血、午後から造影剤を使った3DCTを行う事になっている。CTを終えるまで食事は取れない。

「Jさん、貯血呼ばれましたよ」
看護師さんから声を掛けられた。来た。来なかった試しがない。絶対来るのだ。


「Jさん、車椅子で行く?」

「いや、普通に歩けますけど」

「貯血した後フラフラして歩けなくなる方もいるから、じゃあ終わってから歩けなかったら車椅子で迎えに行きますね」

おいおい、どんだけ体に負担掛かるんだ。元々血の気はあまり多くないけど大丈夫なのだろうか。不安を抱えたまま案内された輸血部の部屋に入った。


「じゃあJさん、こちらにかけてください」
担当して下さるのは看護師さん1人と輸血部のドクター1名のようだ。歯医者の診療台のような感じのやや豪華な座椅子に腰かけ、斜めにもたれる。

「Jさん、どれだけ貯血するって言われていますか?」

「僕血の気が多くないんで400は無理だと思ってまして」

「細い女性とかでも400ml採りますからね。数値見る限り、まず大丈夫ですよ」
血液検査の結果を見ながら看護師さんがおっしゃった。

「そうなんですか。事前に伴さんからは難しい場合200-300位って聞きました」

「分かりました。じゃあ200mlにしましょう」
















細い女性を下回る
200mlの貯血。


もやし男ここにあり。



我、ここに一本生えり。
ひょろり。






右腕をまずアルコール消毒、そして赤褐色のさらなる殺菌消毒する。血液培養検査の時も、カテーテル治療の時も出てきた。重要局面では必ず出てくる。針の太さは、単位分からないけど16、かな? 見た目はちょっと太いくらいだ。鉛筆の芯みたいなのを想像してしまっていた。


「じゃあごめんなさいね、ちょっとちくっとしますよ」
あー、来る来る…!


「はい、うまく入りましたからね」
ん、ホントにちょっとちくっとしただけで貯血が始まった。看護師さんの腕もあるだろう、たまにある採血の痛い時より全然痛くなかった。











完全にビビりすぎ。






20分くらいで貯血は無事終わり、体調の悪化もなく無事病室に戻った。午後造影剤を使った3DCT後、退院する事になった。ナースステーションに2月にまたお世話になりますと挨拶をし、看護師さんお薦めのまいもん寿司に行くことにした。これが楽しみで仕方なかった。



金沢駅にくっついているまいもん寿司では夕方までランチセットが食べられた。しかも平日はランチセットが安い。のどぐろの握りというのを初めて食べたがこんなに旨いとは。驚愕の旨さ。また来週食べよう。



秋以降、入院と入院の合間は欲が食に集中している。後は寝るくらいである。












食べ、寝る。


行動2パターン。








【天声人語第四十二回】 比丘尼比丘尼しなさい

貴様たちは堂々と生きているでしょう。

私にはわかります。

たまにはびくびくするのはどうでしょう。

できない子ほど可愛いはずなのです。ノミの心臓で良いはずなのです。

動いているなら良しとしましょう。


ラッキーブッダボーイJ






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皆様、いつもありがとうございます、Jでございます。1,000円弱のスイーツを毎日のように買っております。女子でございます、J子でございます。弟が一番多く食べております。さらに1日おきくらいに近所のコンビニで50円のクッピーラムネを2袋買っております。毎回同じ店員なので恥ずかしいですが、あの甘味には勝てません。