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左右:丸ノ口古墳群は公園化されて整備されている。
左下:装飾のない古墳はこのような鉄格子


IMG_0776帰路当古墳の近くを通ったので、久しぶりに状況を確認しに行くことにしました。
・・・・残念ながら良いとは言い難い状況にありました。

5-5号墳の装飾はまた確認不良になっていました。IMG_0768IMG_0766
近くで見せるための配慮として工夫されたこの施設も、このような管理状況では意味をなさない?





IMG_0767IMG_0773右:対照的にやたらと厳重な6-2号は、羨道入口のこの窓から覗くだけです。装飾面ははるか遠くで装飾は見えません
左下:5-5号の装飾は本来この解説板写真のような見事なものなのですが



IMG_0771 保護版の中が湿気で曇るので、以前、煙突を付けて通気を改善してありました。
しかし、今回は内壁に汚れが付いて透明度が低下し、内部に沢山雑草が生えて装飾の確認は困難です。
 天井や覆い屋で光や雨風を防ぐか、定期的に清掃作業を行なうか等の対策が必要と思われます。

 もう一基の6-2号墳の方は厳重な扉で閉ざされて内部の管理は行き届いているのかもしれませんが、見えにくい扉のガラス越しに遥か遠くの装飾面を暗い照明で観察せねばならず、こちらの方も装飾の観察は困難な状況です。
 こちらの方は、叩き窪めの装飾にここまで厳重な保存体制を取らなくても良いように感じますが、すぐ横が大きな中学校なので、児童の悪戯が懸念されたのは理解できる事でもあります。

 折角きれいに整備したのですから、装飾がいつも良い状態で観察できるような管理工夫が期待しますが、予算的に厳しい時節柄、なかなか難しいのかも知れません。